テニスを始めようと思った時、あるいは今のラケットが合わないと感じた時、誰もが突き当たるのが「ラケットサイズ」の壁です。カタログには「100平方インチ」「グリップサイズ2」など数字が並んでいますが、実はこの数字、選び方を間違えるとテニス上達を妨げるだけでなく、最悪の場合は怪我の原因にもなります。
今回は、私がテニスキャリア15年の中で経験した数々の失敗談を交えながら、SEOや教科書的な知識だけではない「本当に自分に合うサイズの見極め方」を徹底解説します。
1. フェイス面積(面サイズ)は「自分の実力」を映す鏡
ラケットの面サイズは、一般的に98〜105平方インチ程度が主流です。よく「初心者は大きい方がいい」と言われますが、これは本当です。
失敗談:見た目のカッコよさで選んで大惨事
私が中級者に差し掛かった頃、憧れの選手が使っていたプロスタッフのような95平方インチの「小顔」ラケットに手を出しました。見た目は最高にクールでしたが、いざコートに立つと悲劇が。少しでも芯を外すと振動がダイレクトに腕に響き、ボールは飛ばない。結局、1ヶ月で肘を痛めて元の100平方インチに戻しました。
結論としての選び方:
- 100〜105平方インチ: 迷ったらここ。スイートスポットが広く、不意のミスショットもラケットが助けてくれます。
- 98平方インチ以下: 自分のスイングを完璧にコントロールでき、パワーよりも精度を求める上級者向けです。
2. グリップサイズ選びは「人差し指1本」が鉄則
意外と軽視されがちなのがグリップの太さです。日本で販売されているものの多くは「G1」「G2」「G3」といった表記になっています。
私の体験:太すぎると手首が死ぬ、細すぎると面がブレる
以前、ショップの店員さんに勧められるまま、手が大きいからとバボラ ピュアドライブのG3を購入しました。しかし、数試合こなすと前腕がパンパンに。太すぎると無意識に強く握り込みすぎてしまうんです。逆に細すぎると、インパクトの瞬間にラケットが手の中で回ってしまい、ボレーが安定しませんでした。
自分に合うサイズの測り方:
ラケットを握った時、手のひらと薬指の間に「左手の人差し指がちょうど1本入る隙間」があるのがベストです。もし迷ったら、細い方のサイズを選びましょう。オーバーグリップテープを巻くことで、後から太く微調整することは可能だからです。
3. ラケットの「長さ」がリーチと操作性を決める
標準的な長さは27インチですが、最近は「ロング(長尺)」モデルも増えています。
実際に使ってみた感想
27.5インチのロングラケットを試した際、サーブの威力には驚きました。高い打点で打てるので、エースが量産できます。ただ、ネットプレー(ボレー)になると、わずかな長さの差が取り回しの悪さに繋がります。ダブルスをメインにするなら、標準の27インチ(ヨネックス イーゾーンなど)が最もバランスが良いと痛感しました。
4. 重さとバランス:サイズ感に騙されないで
ラケットのサイズ(面積)が同じでも、重さが違えば全く別物です。
- 300g前後: 一般的な男性や、パワーのある女性向け。
- 270g〜285g: ジュニアから一般女性、操作性を重視する方向け。
私は長年300gを使っていましたが、加齢とともに後半の振り遅れが目立つようになりました。思い切ってウィルソン ウルトラの軽量モデル(280g前後)に変えたところ、スイングスピードが上がり、結果的に以前より重いボールが打てるようになったのは目から鱗の体験でした。
まとめ:あなたの相棒を見つけるために
ラケットサイズ選びに「絶対」の正解はありませんが、「後悔しないための基準」はあります。
- 面サイズ: 見栄を張らず、100平方インチ前後から入る。
- グリップ: 「人差し指1本」の隙間を確認し、迷ったら細めを。
- 重さ: 1時間振り続けてもフォームが崩れない重さを選ぶ。
ネットショップでスペックを見るのも楽しいですが、最後はぜひ、ショップでダンロップ CXなどのデモ機を実際に握ってみてください。手のひらから伝わる「しっくりくる感触」こそが、あなたにとっての正解サイズです。
自分にぴったりのサイズを見つけて、最高のテニスライフを送りましょう!


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