ラケットの「2本張り」で劇的に変わる打感。1本張りとの違いと、私がたどり着いた理想のセッティング

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テニスにおいて、唯一ボールと接する道具であるガット(ストリング)。「どの種類を選ぶか」にこだわる人は多いですが、「どう張るか」という手法まで意識している方は意外と少ないのではないでしょうか。

実は、ガットの張り方には大きく分けて「1本張り」と「2本張り」があります。私自身、長年1本張りで通してきましたが、ある時ルキシロン アルパワーを縦横で使い分ける2本張りを試したところ、その打球感の自由度と安定性に驚かされました。

今回は、2本張りのメカニズムから、実際に私が体験して感じたメリット・デメリット、そしてSEO視点でも重要な「自分に合った選び方」を徹底解説します。


そもそも「2本張り」とは何か?

通常の1本張りは、1本の長いストリングを使い、縦糸(メイン)から横糸(クロス)まで一気に張り上げます。対して「2本張り」は、メインとクロスを別々の2本のストリングとして扱い、それぞれ独立してタイオフ(結び目を作る)する手法です。

1本張りは結び目が2箇所なのに対し、2本張りは4箇所になります。この「結び目が増える」という点にネガティブな印象を持つ方もいますが、実はそれ以上の大きなメリットが隠されているのです。


【体験レポ】2本張りに変えて感じた「3つの驚き」

私がバボラ ピュアドライブを使用し、1本張りと2本張りを徹底的に打ち比べた際に感じたリアルな変化をお伝えします。

1. 縦と横の「役割分担」が明確になる

2本張りの最大の恩恵は、縦糸と横糸でテンション(強さ)を変えやすいことです。私は縦をヨネックス ポリツアープロ、横をテクニファイバー エックスワン バイフェイズにする「ハイブリッド」を試しましたが、2本張りならそれぞれの素材に最適なテンションを個別に指定できます。これにより、スピン性能を維持しつつ、ホールド感を高めるという絶妙な調整が可能になりました。

2. フレームへの優しさと安定感

1本張りの場合、複雑な通し方(ATWなど)をしない限り、フレームの一箇所に負担が集中し、歪みの原因になることがあります。2本張りは構造がシンプルなため、フレームへの圧力が均一にかかっている感触がありました。張りたての「シャン」とした打球感が、1本張りよりも心なしか長く続くように感じます。

3. 「ハイブリッド張り」という底なしの沼

1本張りでは、同じ種類のガットを張るのが基本ですが、2本張りなら縦と横で全く違う特性のガットを組み合わせられます。例えば、縦に耐久性のあるポリ、横にソフトなナイロンを張ることで、肘への負担を減らしつつハードヒットが可能になります。このカスタマイズ性は、一度ハマると1本張りには戻れない魅力があります。


2本張りのメリット・デメリットを整理

多くのストリンガーやプロが2本張りを推奨するのには理由があります。

メリット

  • ハイブリッド張りが可能: 異なる種類・太さのガットを組み合わせられる。
  • テンション設定の自由度: 縦は50ポンド、横は48ポンドといった細かな調整が確実に行える。
  • フレームの変形防止: 左右対称に張りやすく、ラケットへの負担を最小限に抑えやすい。

デメリット

  • 結び目の多さ: 結び目が4つになるため、末端のテンションロスが起きやすい(熟練の技術でカバー可能)。
  • 手間とコスト: 2本にカットする手間がかかり、ショップによっては追加料金が発生する場合がある。

2本張りを成功させるためのポイント

もしあなたがセルフストリンガー、あるいはショップに依頼するユーザーであれば、以下の点に注目してみてください。

まずは、自分のラケットに最適な「メインの長さ」を把握すること。ヨネックス ストリンギングマシンのような精密な機械を使う場合でも、2本張りは「メインを張り終えた時点で一度完全に固定される」ため、作業の正確性が打球感に直結します。

また、ノット(結び目)の作り方にもこだわってみてください。「プロノット」や「パーネルノット」など、緩みにくい結び方を指定できるショップであれば、2本張りのデメリットであるテンションロスを最小限に抑えられます。


結論:あなたはどちらを選ぶべきか?

「とりあえず普通に張れればいい」という方には1本張りが手軽です。しかし、以下のような悩みを持っているなら、間違いなく2本張りを試すべきです。

  • 特定のガットだと打球感が硬すぎると感じる
  • スピンはかけたいが、ソフトなタッチも捨てがたい
  • お気に入りのヘッド ラジカルなどのフレームを大切に長く使いたい

テニスは「感覚のスポーツ」です。ストリングの張り方一つで、今まで取れなかったボールが届くようになるかもしれません。次の張り替えの際は、ぜひ「2本張りで」とオーダーしてみてください。そのわずかな違いが、あなたのテニスを大きく変えるきっかけになるはずです。

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