「あれ、私のラケットどこ?」部活動や社会人サークルで、全く同じモデルのラケットが並んでいる光景は珍しくありません。特に人気のヨネックスやバボラの最新モデルを使っていると、取り違えの不安は常に付きまといます。
私自身、ジュニア時代に間違えて他人のラケットを持ち帰りそうになり、冷や汗をかいた経験があります。それ以来、歴代の相棒たちには必ずネームシールを貼ってきました。今回は、数々の失敗を経て辿り着いた「本当に剥がれない、かつスマートなネームシール」の選び方と活用術を、実体験を交えてご紹介します。
なぜ「普通のシール」ではダメなのか?実体験からの教訓
結論から言うと、100円ショップの事務用シールや紙製のラベルは、ラケットには全く向きません。
- 手汗と摩擦の洗礼: 激しいラリー中、手汗はグリップを伝ってフレームにまで及びます。紙製だと、練習1回で端からボロボロになり、無惨な姿に。
- ガット張り替え時の悲劇: ストリンギングマシンで固定する際、クランプの圧力でシールが潰れたり、熱で粘着剤が溶け出したりすることがあります。
- 「剥がした後のベタベタ」問題: いざラケットを買い替える際、シールを剥がして査定に出そうとしたら、粘着剤が固着していて塗装を傷めてしまった苦い経験があります。
こうした「スポーツ特有の過酷な環境」を耐え抜くには、専用の素材選びが不可欠です。
失敗しないラケットネームシールの選び方
数多くのシールを試してきた私が、現在重視しているポイントは3つです。
1. 角丸(かどまる)加工は必須
シールの剥がれは、必ずと言っていいほど「鋭利な角」から始まります。自作する場合は、ハサミで角を丸くカットするだけで、耐久性は劇的に向上します。既製品なら、最初から丸みを帯びたデザインを選びましょう。
2. 屋外耐候性のあるビニール素材
雨天時のプレーや、真夏の車内(60℃を超えることも!)に放置される状況を想定し、耐水・耐熱仕様のテプラ 強粘着テープや屋外用塩ビ素材を選んでください。
3. 目立たないけれど存在感のある「貼り場所」
私が長年実践しているのは、ラケットの「スロート部分の内側」です。外側だとバッグの出し入れで擦れますが、内側なら物理的な接触が少なく、かつ自分からはしっかり確認できます。
目的別・おすすめのネームシール作成方法
【コスパ重視】テプラ or ネームランド
最も手軽な方法です。ポイントは「透明地」に「白文字」または「金文字」のテープを使うこと。ラケットの地の色を活かせるため、後付け感が少なく、まるで純正デザインのように馴染みます。特にテプラ PRO カートリッジ 強粘着は、ハードな使用でも1年以上余裕で持ちました。
【プロ仕様】スポーツ専用カスタムデカール
本格派なら、自身の名前の横に国旗や競技アイコンを入れられるオーダーメイドがおすすめ。文字が浮き出る「転写タイプ」なら、シール特有の厚みが気にならず、プロ選手のような仕上がりになります。
【ジュニア・初心者】アイロン不要の耐水シール
お名前スタンプやお名前シールで有名なお名前シール製作所などの耐水ラミネートシールも意外と優秀です。子供のラケットの場合、視認性が高いカラフルなものを選ぶことで、遠くからでも自分のバッグだと判別できるメリットがあります。
長持ちさせるための「ひと手間」テクニック
シールを貼る直前、必ず**脱脂(だっし)**を行ってください。
除菌用アルコールやエタノールを染み込ませたティッシュで、貼付面の皮脂を拭き取るだけで、密着力が倍増します。この一手間を惜しむと、どんな強力なシールでも数週間で浮いてきてしまいます。
まとめ:名前を刻むことは、ギアへの愛着
たかがシール、されどシール。お気に入りのラケットに自分の名前がスマートに刻まれていると、不思議と練習へのモチベーションも上がります。
紛失や取り違えという「余計なストレス」をなくし、全力でプレーに集中するために。あなたの大切な相棒に、最高の「名札」を用意してあげてください。
次は、あなたのラケットにぴったりのデザインを選んでみませんか?


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