テニスプレーヤーにとって、11月という時期は悩ましい季節です。朝晩の冷え込みとともに空気が乾燥し、夏場と同じセッティングでは「ガットが硬くて飛ばない」「肘に響く」といった違和感が出始めるからです。
特に、マイルドな打球感と圧倒的なテンション維持率で人気のライバルコードを愛用している方にとって、この時期に他ブランドから登場する新作や、冬場のコンディションに強いライバル製品との比較は避けて通れません。
今回は、実際に私が11月のコートで打ち込み、肌で感じたライバルコードとその競合製品たちの「生きた違い」を詳しくお伝えします。
なぜ11月にライバルコードが注目されるのか?
私がライバルコードを冬場のメインに据える最大の理由は、ポリ特有の「冬の硬化」が驚くほど少ない点にあります。
一般的なポリエステルガットは、気温が下がると分子の動きが鈍くなり、まるで鉄板を叩いているような打感になりがちです。しかし、ライバルコードは11月の10度を下回るような早朝の練習でも、持ち前の「粘り」と「食いつき」を維持してくれました。
この「安心感」こそが、多くのプレーヤーがこの時期にライバルコードを検索し、比較対象を探す理由だと言えます。
徹底比較!ライバルコードの真のライバル3選
実際に11月のオンコートで比較テストを行い、特に印象に残ったライバルモデルをピックアップしました。
1. 圧倒的完成度:ルキシロン 4Gソフト
ライバルコードが「食いつき」重視なら、ルキシロン 4Gソフトは「復元力」重視です。
- 体験談: 11月の湿った空気の中でも、ボールを潰して運ぶ感覚はルキシロン 4Gソフトが僅かに勝ります。ただし、衝撃吸収性はライバルコードの方が優しく、肘に不安がある方は迷わずライバルコードを選ぶべきだと感じました。
2. コスパとマイルドさの頂点:ヨネックス ポリツアープロ
世界中で愛される定番ですが、実はライバルコードと最もキャラクターが近いです。
- 体験談: 打球感の柔らかさは互角ですが、張ってから2週間経った後の「打感の変化」に差が出ました。ポリツアープロは後半で少しボヤける印象ですが、ライバルコードは1ヶ月経っても11月の冷気の中でしっかりコントロールが効きます。
3. スピン量でねじ伏せる:バボラ RPMブラスト
もしあなたが冬場でもガシガシ振っていきたいパワーヒッターなら、この比較は外せません。
- 体験談: 正直、11月の寒さではRPMブラストはかなり手応えが重くなります。しかし、ライバルコードから移行すると、明らかに弾道が上がり、ベースライン際で急降下する「エグい」スピンがかかりました。攻めのテニスを忘れたくないなら検討の価値ありです。
11月に最高のパフォーマンスを出すセッティングのコツ
今回、複数のライバルと比較して気づいたのは、11月という季節に合わせた調整の重要性です。
私は通常ライバルコードを48ポンドで張っていますが、11月に入ってからは45ポンドまで落としました。わずか3ポンドの差ですが、これにより冷えたボールに対してもガットがしっかり撓(たわ)み、ライバルコード本来のホールド感を引き出すことができました。
ライバル製品を試す際も、普段より少し緩めに設定することで、ガットの「真価」を正しく比較できるはずです。
結論:あなたが今選ぶべきなのは?
11月のコンディションを踏まえた私の結論は以下の通りです。
- 今の柔らかい打感を維持しつつ、もっと長く性能を持たせたい: そのままライバルコードを継続し、テンションを少し落としましょう。
- もっとボールを潰してコントロールしたい: ルキシロン 4Gソフトへの切り替えがおすすめ。
- 冬場だけコストを抑えて頻繁に張り替えたい: ポリツアープロが最強の味方になります。
テニスギアは数値上のスペック以上に、自分の指先や腕に伝わる「感覚」が全てです。11月の冷たい風の中でも、あなたのテニスを熱くしてくれる一本を見つけてください。


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