テニスラケット選びで「迷ったらこれ」と言われる名器、HEAD Radicalシリーズ。アンディ・マレーが愛用し続けるこの一本は、まさにオールラウンダーのための聖杯とも呼べる存在です。
しかし、いざ手に取ろうと思うと「MPとPROで何が違うの?」「自分に使いこなせるかな?」と不安になる方も多いはず。今回は、最新のHEAD Radical 2026モデルをコートで使い倒した筆者が、そのリアルな打球感と選び方を徹底的に深掘りします。
万能の天才、ヘッド「ラジカル」が愛される理由
HEAD Radicalを一言で表すなら「プレイヤーの意思を100%ボールに伝える精密機械」です。パワーに特化したラケットやスピンに全振りしたモデルとは一線を画し、どんなショットも80点以上のクオリティで打てるバランスの良さが最大の武器。
特に2026年モデルに搭載された最新の「オーセチック 2.0」テクノロジーにより、ミスヒット時の不快な振動が劇的に抑えられています。手に伝わる感覚が非常にクリアなので、ネット際の繊細なドロップショットから、ベースラインからの強烈なハードヒットまで、自信を持って振り抜くことができます。
【体験談】最新モデルを実際に打ってみた感想
実際にコートで HEAD Radical MP を中心にテストしました。
まず驚いたのは、その「しなやかさ」です。ボールを捉えた瞬間に一瞬ググッとホールドし、そこから狙った場所へ弾き出してくれる感覚。以前のモデルよりも少し打球感が柔らかくなった印象で、肘への負担も少なく感じました。
- ストローク:フルスイングしてもコートに収まる安心感が凄まじいです。フラットドライブ系で攻めるプレイヤーにはたまらない低弾道の伸びを実感できます。
- ボレー:面の安定性が高く、相手の強打に負けません。タッチが繊細に伝わるので、アングルボレーのコントロールも容易でした。
- サーブ:振り抜きが良いので、スピードを出しやすいです。ただ、ラケット自体が勝手にスピンをかけてくれるタイプではないので、自分でしっかり回転をかける技術は必要だと感じました。
モデル別スペック比較:あなたに最適な一本は?
HEAD Radicalシリーズには複数のラインナップがあります。自分のレベルと相談して選びましょう。
- HEAD Radical PROシリーズ最強の破壊力を持ちますが、315gという重量を振り切る筋力が求められます。重厚な打球感を求める競技者向けです。
- HEAD Radical MP最もおすすめな「黄金スペック」に近いモデル。300gで操作性が良く、ジュニアからベテランまで不満が出ることはまずありません。
- HEAD Radical TEAM軽量で面のサイズが少し大きめに設計されています。「ラジカルを使ってみたいけれど、重いのは自信がない」という女性や初中級者に最適です。
相性抜群のセッティング
このラケットの性能を最大化するなら、ストリング選びも重要です。
筆者のイチオシは、HEAD Lynx Tourを48ポンドで張るセッティング。ラジカルのコントロール性能に、程よいスピン性能が加わり、より攻撃的なテニスが可能になります。もし打球感の硬さが気になるなら、HEAD Velocity MLTのようなナイロンガットをハイブリッドで組み合わせるのもアリです。
結論:ラジカルを選ぶべき人はこんな人!
もしあなたが「自分の力で試合を組み立てたい」「どんな状況でも安定したショットを打ちたい」と願うなら、HEAD Radicalは最高のパートナーになります。
道具に助けてもらうだけのラケット卒業し、自分の技術をコート上で表現する楽しさを、ぜひこの一本で体感してください。一度この「吸い付くような打球感」を味わうと、もう他のラケットには戻れなくなるかもしれません。


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