大切に使ってきたラケットを手放すとき、一番神経を使うのが「発送」ですよね。せっかく綺麗に磨き上げたのに、配送中にフレームが欠けたり、ガットが伸びきってしまったりしては、購入者からのクレームだけでなく、自分自身の思い出まで台無しになってしまいます。
私はこれまでメルカリやヤフオクで50本以上のラケットを発送してきましたが、初期の頃は梱包が甘く「箱の中で音がする」とヒヤヒヤした評価をもらったこともありました。そんな失敗を乗り越えて辿り着いた、100均アイテムで完結しつつもプロ級の安心感を与える梱包術を余すことなくお伝えします。
準備するもの:100均と家にあるもので揃う!
高級な梱包材をわざわざ買う必要はありません。むしろ、身近なものをどう組み合わせるかが腕の見せどころです。
- プチプチ 緩衝材(大判タイプ): 100均のロールタイプなら2本あると安心です。
- 養生テープ: ガムテープより剥がしやすく、購入者が開封するときにストレスを感じさせません。
- ポリ袋: 45リットルのゴミ袋(未使用)が、実は最強の防水対策になります。
- ダンボール: 2Lペットボトルの空き箱や、Amazonの平たい箱が加工しやすくておすすめです。
【実践】失敗しないラケットの包み方(ステップ別)
Step 1:フレームのトップを二重に守る
ラケットで最も傷つきやすいのは、地面と擦れやすいヘッド部分です。ここにはプチプチを通常の2倍、厚めに巻きつけます。私はいつも、ヘッド部分だけに小さな「プチプチの帽子」を被せてから、全体を巻くようにしています。
Step 2:シャフトの「しなり」を固定する
バドミントンラケットのようにシャフトが細い場合、配送中の荷重でポッキリ折れるリスクがあります。ここで私の裏技。余ったダンボールを細長く切り、シャフトに添え木のように当ててから巻いてみてください。これだけで強度が劇的に変わります。
Step 3:水濡れは「評価」の天敵
配送中の雨は避けられません。「外箱が濡れても中身は無事」が鉄則です。全体を透明 ビニール袋に入れ、口をしっかりテープで止めましょう。これだけで「丁寧な出品者だな」という印象がガラリと変わります。
Step 4:ダンボールの「三角折り」加工術
ラケットは形が特殊なので、普通の四角い箱だと無駄なスペース(空気を運んでいる状態)が増え、送料が高くなります。そこで、ダンボールの4隅に切れ込みを入れ、三角形の筒状に折るのがコツです。これでサイズを120から100、あるいは80まで抑えられることもあります。
【体験談】ここをケチると危ない!私が失敗から学んだ注意点
以前、ケチって薄い封筒だけで発送した際、届いたラケットの塗装が剥げていたことがありました。原因は「箱の中での遊び(隙間)」です。ラケットが中で動くと、たとえプチプチを巻いていても摩擦で塗装が傷みます。隙間には丸めた新聞紙や、100均のエアクッションをこれでもかというほど詰め込みましょう。「振っても音がしない」状態がゴールです。
また、ガットを張ったまま送る場合は、冬場や夏場の温度変化でテンションが変わりやすいため、「ガットの状態は現状渡し」であることを事前に伝えておくと、到着後のトラブルを未然に防げます。
まとめ:丁寧な梱包は「信頼」の証
梱包は面倒な作業に思えるかもしれません。しかし、丁寧に包まれたラケットを受け取った時のワクワク感は、購入者にとって最大の満足ポイントになります。
「自分がこのラケットを新品で買ったとき、どう届いたら嬉しいか?」
その視点を持って、梱包資材を手に取ってみてください。きっとその手間は、あなたのプロフィールに並ぶ「良い評価」という形で返ってくるはずです。


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