「テニスに国境はない」と言われますが、実際に海外のコートに立つと、言葉の壁が意外なほど高いことに気づかされます。私はかつて、意気揚々と海外のパブリックコートに足を運びましたが、試合中のカウントの数え方や、微妙な判定の伝え方がわからず、苦い思いをした経験があります。
この記事では、そんな私の体験談を交えながら、教科書には載っていない「テニス英語」のリアルな活用法と、効率的な習得術をお伝えします。
海外テニスで最初に出会う「言葉の壁」
初めて海外のテニスクラブに飛び込んだあの日、受付で「テニスラケット」を抱えながら、私は緊張で固まっていました。日本では「ダブルス、お願いします」で済むことが、英語ではそうはいきません。
まず覚えるべきは、プレーに誘う時の「Wanna hit?(少し打ちませんか?)」という一言です。このカジュアルな表現を知っているだけで、現地のプレーヤーとの距離がぐっと縮まります。
試合中に必須!判定とカウントのリアル
試合が始まると、さらに実践的な英語が必要になります。特に「セルフジャッジ」の文化が強い海外では、自分の意思をはっきり伝えることがマナーです。
- 「Out」か「Just out」か: わずかに外れたときは「It was close, but just out.」と言うと、相手も納得感が増します。
- カウントの「Love」: 0点を「Love」と呼ぶのは有名ですが、審判がいない草トーナメントでは「Zip(ジップ)」と言う人も意外に多く、最初は戸惑いました。
- 「Deuce」でのやり取り: デュースになった際、日本ではアドバンテージを「サーバー」「レシーバー」と言いますが、現地では「Ad in(サーバー側)」「Ad out(レシーバー側)」が主流です。
こうした現場の空気感を掴むには、Apple AirPods Proのようなノイズキャンセリング機能付きイヤホンで、プロの試合実況を繰り返し聴くのが最も効果的でした。
誰もが驚く「和製英語」の落とし穴
テニス用語には、日本でしか通じない言葉が溢れています。私が実際に現地で恥をかいたのは「デッドゾーン」という言葉です。ベースラインとサービスラインの中間エリアを指して使いましたが、相手はキョトンとしていました。正解は「No man’s land(ノーマンズランド)」です。
また、「コースを突く」を直訳しようとして詰まってしまったこともあります。シンプルに「Go for the lines」や「Hit the corner」と言えば伝わるのです。
実体験から学んだ!テニス英語を最速で身につける方法
机に向かって単語帳を開くよりも、私はiPad Airを使ってYouTubeのテニス解説動画(特に海外のコーチが教えているもの)を観ることを強くおすすめします。
視覚的な動きと音がリンクすることで、現場で「体が反応する」英語が身につきます。特に、ポイント間の短い時間に交わされる「Nice hand!(タッチが良いね!)」や「Way to go!(その調子!)」といった褒め言葉のバリエーションを増やすと、テニスを通じたコミュニケーションが劇的に楽しくなります。
最後に:完璧さよりも「伝えようとする姿勢」
海外でテニスをして気づいた最も大切なことは、文法が正しいかどうかではなく、笑顔で「Nice shot!」と言い合えるかどうかです。ラケット一本あれば、たとえ英語が完璧でなくても心は通じます。
しかし、そこで一歩踏み込んだ表現ができれば、あなたのテニスライフは間違いなく世界へと広がっていきます。まずは次の週末、プロの試合を英語実況で観ることから始めてみませんか?


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