「ハードケースは重すぎて肩が死ぬ、でもソフトケースだと愛機を守れるか不安で夜も眠れない……」
そんなギタリストの永遠の悩みを解決してくれるのが、イギリス生まれのタフな相棒、プロテクションラケット ギターケースです。もともとは「世界一過酷」と言われるドラムケースの分野で頂点に君臨するブランドですが、そのノウハウを詰め込んだギターケースが、実は移動の多い日本のギタリストにとっての「正解」でした。
今回は、ライブハウスへの遠征や満員電車での移動を繰り返す中で実感した、生々しい使用感とメリット・デメリットを徹底的に解説します。
1. 圧倒的な安心感を生む「3層構造」の魔力
このケースの最大の特徴は、手にした瞬間に感じる「肉厚さ」です。プロテクションラケット独自の素材が、愛機を鉄壁の守りで包み込みます。
- アウター(RacketX): 表面は摩擦に強い100%防水のポリエステル素材。突然の雨に降られたことも何度かありましたが、中のエレキギターが濡れることは一度もありませんでした。
- センター(Propadd): 衝撃を吸収する高密度の硬質フォーム。指で押すとしっかりとした反発があり、不意に壁にぶつけてしまった時も「ゴンッ」という鈍い音とともに衝撃を分散してくれるのが分かります。
- インナー(Propile): 内側はフカフカのボア素材。これが単に気持ちいいだけでなく、ギターの塗装面を優しく守り、結露を防ぐ調湿効果も期待できる優れものです。
2. 実際に使って分かった「ここが凄い」3つのポイント
満員電車でも「背負い心地」が抜群
ストラップのクッション性が非常に高く、食い込みません。筆者はレスポールを持ち歩くことが多いのですが、あのズッシリとした重みが分散され、30分以上の徒歩移動でも肩の疲れが劇的に軽減されました。また、背中のパッドが蒸れにくい設計になっているのも夏場には助かります。
ポケットの収納力が「サブ機」レベル
フロントポケットが驚くほど優秀です。シールド2本、エフェクター、譜面、さらに予備の弦や工具まで、ライブに必要な小物はこれ一つに集約できます。おかげで、サブバッグを持つ必要がなくなり、両手が空く解放感を手に入れられました。
「自立」する安心感
壁に立て掛けたとき、底面のゴム足がしっかり地面を捉えるため、滑って倒れるリスクが低いです。ライブハウスの狭い楽屋で、他人の楽器とひしめき合うような状況でも、この安定感は精神衛生上非常にプラスでした。
3. あえて言いたい「気になる点」
完璧に見えるプロテクションラケット ギターケースですが、いくつか注意点もあります。
まず、その肉厚さゆえに、一般的なソフトケースよりも一回り「デカい」です。狭い車内や電車では少し場所を取ります。また、フカフカのインナーに、弦の切れ端などが絡まると掃除が少し大変。私は100均の粘着ローラー(コロコロ)を使ってメンテナンスしていますが、ここだけは唯一の弱点かもしれません。
4. 他のケース(MONOやハードケース)との比較
よく比較されるMONO ギターケースは、よりスタイリッシュで都会的な印象ですが、プロテクションラケットは「無骨なタフさ」が魅力です。価格面でも、プロテクションラケットの方がコストパフォーマンスに優れており、ガシガシ使い倒したい現役のバンドマンにはこちらを強くおすすめします。
逆に、自宅での長期保管がメインならハードケースで十分ですが、一歩外へ出るなら、この「セミハード」という選択肢が間違いなく快適です。
まとめ:あなたのギターに「最高の盾」を
プロテクションラケット ギターケースは、単なる移動用のバッグではなく、大切な楽器の一部といっても過言ではありません。
「重さから解放されたい、でも安全性に妥協したくない」
そんな欲張りな願いを叶えてくれるこのケースは、一度使うともう元のペラペラなギグバッグには戻れなくなる中毒性があります。次のライブやリハーサルのお供に、このイギリス仕込みの最強プロテクターを選んでみてはいかがでしょうか。


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