「あと数センチ、ラケットが早く出ていれば……」
ネット際でボレーを弾かれたり、スマッシュが枠を越えてしまったりするたび、自分の技術不足を呪いたくなるものです。しかし、前衛プレイヤーにとって、その「あと数センチ」や「コンマ数秒の反応」を支えてくれるのは、紛れもなく手に持っているラケットです。
私もかつては「後衛用でもボレーはできるだろう」と高を括っていましたが、前衛専用モデルに持ち替えた瞬間に世界が変わりました。今回は、ネット際を支配したいあなたのために、実体験に基づいた前衛用ラケットの選び方と、今選ぶべきモデルを徹底解説します。
なぜ前衛に「専用ラケット」が必要なのか?実体験から語る違い
ソフトテニスを始めたばかりの頃、私はオールラウンドモデルを使用していました。しかし、試合のレベルが上がるにつれ、前衛特有の「一瞬の判断」にラケットが追いつかない感覚に陥ったのです。
前衛用ラケット、例えばヨネックス ボルトレイジ 7Vのようなモデルに持ち替えてまず驚いたのは、その**「取り回しの軽快さ」**です。
後衛用は遠心力を利用してストロークを飛ばすために「先重(トップヘビー)」に設計されていますが、前衛用は「先軽(トップライト)」が基本。これにより、ネット際でのクイックな動作が可能になります。相手の強打に対しても、ラケットをパッと出すだけで面が作れる。この安心感こそが、前衛プレイヤーにとって最大の武器になります。
失敗しない!前衛用ラケット選びの3つの鉄則
ネットでの検索情報だけでは見えてこない、現場の感覚を重視した選び方のポイントは以下の3点です。
1. 「弾き」と「食いつき」のバランス
ボレーをバシッと決めたいなら「弾き」の強いモデルが爽快ですが、ローボレーなどの繊細なコントロールが必要な場面では、一瞬ボールを掴んでくれる「食いつき」も重要です。初心者から中級者ならヨネックス ジオブレイク 50Vのような、適度なしなりを感じられるモデルがミスを減らしてくれます。
2. フェース面積とスイートスポット
「面が大きい方が安心」と思われがちですが、前衛用はあえて面を少し絞り、振り抜きを良くしているモデルが多いです。自分の打点が安定しないうちは、少し広めのフェースを持つミズノ スカッド 05-Cなどで「守備範囲」を広げるのが得策です。
3. グリップの感触とサイズ
意外と見落としがちなのがグリップです。前衛はボレーの瞬間にギュッと握り込むため、自分の手に馴染むサイズ選びが必須。少し細めを選んで、オーバーグリップテープで微調整するのが、多くのトッププレイヤーも実践している「現場の知恵」です。
【レベル別】今、前衛が選ぶべきおすすめラケット
実際にコートで試打した感覚や、チームメイトの評価を参考に厳選しました。
- 【初心者・新入部員へ】 まずはヨネックス ジオブレイク 50V。とにかくボールが楽に飛んでくれます。力がなくてもボレーが深く入り、テニスが楽しくなる一本です。
- 【中級者・勝ちたいあなたへ】操作性を極めるならミズノ スカッド 05-C。ミズノ特有のしっかりした打球感があり、ボレーのコースを狙い撃つ感覚が養えます。
- 【上級者・パワー自慢へ】圧倒的なスピードで相手をねじ伏せたいならヨネックス ボルトレイジ 7V。弾きが鋭すぎて、最初は慣れが必要ですが、使いこなせれば「無敵の前衛」になれるポテンシャルを秘めています。
- 【さらに精度を求めるなら】ヨネックス ボルトレイジ 8Vや、洗練されたデザインのミズノ スカッド PRO-Rも、より高い次元でのプレーを求めるプレイヤーに支持されています。
後悔しないために:ガットとテンションの「隠し味」
ラケットを選んだら、次はガット(ストリング)です。前衛ならヨネックス V-アクセルのような、弾きに特化したガットを25〜30ポンド程度で張るのが王道です。
私は一度、欲張って硬く張りすぎたことがありますが、冬場の試合でボールが全く飛ばず、肘を痛めそうになった苦い経験があります。自分の筋力と相談し、最初は少し柔らかめに張って「ボールを運ぶ感覚」を掴むのが、上達への近道ですよ。
まとめ:その一本が、あなたのボレーを劇的に変える
ラケットを変えたからといって、魔法のように明日から全勝できるわけではありません。しかし、自分のプレイスタイルに合ったソフトテニス ラケット 前衛用を手にすることで、「今のボレー、もう少し早く反応できていれば……」という後悔は確実に減ります。
道具は、あなたの技術を最大限に引き出すためのパートナーです。ぜひ、ネット際の相棒を見つけて、次の試合で最高のスマッシュを叩き込んでください!


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