「最近、なんだかショットが安定しない」「ボレーの時にラケットが面ブレする」と感じることはありませんか?その原因、実は技術不足ではなく、グリップテープの劣化かもしれません。
テニスにおいて唯一体と接するパーツであるグリップは、プレーの質を左右する生命線です。今回は、多くのプレーヤーが後回しにしがちな「グリップテープの交換頻度」について、私の実体験を交えながら深掘りしていきます。
結論:交換頻度の目安は「1ヶ月〜2ヶ月」
一般的に、テニスグリップテープの交換目安は1ヶ月から2ヶ月程度と言われています。しかし、これはあくまで平均値。実際にはプレーする頻度や環境によって、驚くほど寿命は変わります。
プレー頻度別の推奨サイクル
- 週に1〜2回のレジャープレーヤー: 2ヶ月に1回。表面のしっとり感がなくなる頃が目安です。
- 週に3〜4回の熱心なプレーヤー: 1ヶ月に1回。グリップ力が落ちると無駄な力みが生じ、肘を痛める原因にもなります。
- 部活動や毎日練習するハードプレーヤー: 1週間〜2週間。常に最高のパフォーマンスを出すなら、この頻度が理想的です。
特に夏場は、汗がテープの繊維を破壊し、雑菌も繁殖しやすいため、通常の2倍のスピードで交換することを強くおすすめします。
経験者が語る「これが出たら即交換」4つのサイン
見た目はまだ綺麗に見えても、中身は死んでいることがあります。私が普段、交換のタイミングとして判断している基準は以下の4点です。
1. 手に吸い付く「しっとり感」が消えた
新しいウェットタイプのテープ、例えば定評のある ヨネックス ウエットスーパーグリップ を巻いた直後の、あの手に吸い付くような感覚。これがなくなり、少しでも「カサつき」を感じたら、それはゴムの劣化が始まっている証拠です。
2. 握る力が強くなっている(無意識の力み)
滑りやすいグリップを使っていると、無意識のうちにラケットを強く握りしめてしまいます。サーブでスピードが出なくなったり、ボレーがネットにかかりやすくなったりするのは、グリップが原因であることが少なくありません。
3. テープの端が剥げてきた
表面のコーティングが剥げて、中の白い繊維が見えてきたら完全に手遅れです。この状態で打つと、指先にマメができやすくなるだけでなく、スイングの精度が著しく低下します。
4. 独特の「酸っぱい臭い」がする
汗と皮脂が酸化すると、不快な臭いが発生します。これは衛生面でも良くないですし、ラケット本体の元グリップにまで悪臭が移ってしまうと、元グリップごと交換(高価!)しなければならなくなります。
上級者が「もったいない」と思わず交換する理由
テニスが上手い人ほど、グリップテープの交換に躊躇しません。なぜなら、数百円の投資でミスショットが激減することを知っているからです。
私の経験上、新しいグリップに変えた直後の練習では、バックハンドの「面の安定感」が劇的に向上します。少しでも滑る感覚があると、インパクトの瞬間にミリ単位で面がズレてしまうのですが、新品の ウィルソン プロオーバーグリップ のような高品質なテープを使えば、指先でラケットをコントロールしている感覚が戻ってきます。
「まだ使える」は「上達を妨げている」と同義。そう考えて、私は少しでも違和感があればすぐに巻き替えるようにしています。
グリップテープを少しでも長持ちさせる工夫
とはいえ、頻繁に替えるのはコストも手間もかかります。少しでも良い状態を保つために、以下の2点を意識してみてください。
- プレー後は風通しの良い場所で乾燥させる: ラケットバッグに入れっぱなしにするのは最悪です。汗が蒸れて劣化が加速します。
- グリップ専用の滑り止めを活用する: 手汗がひどい時期は、プリンス グリッププラス などのローションを併用することで、テープへのダメージを抑えつつ高いホールド感を維持できます。
まとめ:最高のショットは、最高のグリップから
グリップテープは、テニスギアの中で最も安価でありながら、最もパフォーマンスに直結するパーツです。
「いつ替えたか思い出せない」という方は、今すぐ自分のラケットを確認してみてください。もし表面がツルツルしていたら、それは新しい自分に出会うチャンスです。
お気に入りの テニス グリップテープ 詰め合わせ をバッグに常備しておき、いつでもリフレッシュした状態でコートに立ちましょう。その一巻きが、あなたのテニスを変えてくれるはずです。


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