テニスにおいて「道具で解決できる悩み」は意外と多いものです。特にダブルス中心のプレーヤーや、年齢とともにスイングスピードが落ちてきたと感じる方にとって、ラケット選びは死活問題。そこで今回、私が実際にコートで使い倒して感じたダンロップ LX 1000のリアルな使用感をお届けします。いわゆる「超厚ラケ」の常識を覆す、その驚愕の性能に迫ります。
最初に感じた「255g」の真実と取り回しの良さ
LX 1000を手に取ってまず驚くのは、その圧倒的な軽さです。スペック上は平均255g。しかし、実際にスイングしてみると、単に「軽い」という言葉だけでは片付けられない安定感があります。
多くの軽量ラケットは、相手の強いショットに打ち負けて面がブレやすいものですが、このダンロップの魔法の杖は違います。独自のデュアルブリッジ・システムが効いているのか、ボレーの際、相手の突き刺さるようなパスに対しても、面をセットするだけで面白いように真っ直ぐ返ってくれました。
実体験:守備範囲が「あと一歩」伸びる感覚
ストロークにおいて最も感動したのは、追い込まれた時の「粘り」です。
「あ、これは届かないな」と諦めかけたボールにスッとラケットを差し出すと、LX 1000の115平方インチという広大なフェイスがボールを拾い上げ、スルスルと相手の深い位置まで運んでくれます。
特筆すべきは、不快な振動がほぼゼロに近いこと。以前、硬いラケットで肘を痛めた経験がある私にとって、このマイルドな打球感は救いでした。ストレート・ストリング・システムの恩恵か、オフセンター(真ん中を外したショット)でも手が痺れる感覚がなく、自信を持って振り抜けるのは大きなメリットです。
口コミで語られない「意外なコントロール性能」
「飛びすぎるラケットはコントロールが難しい」という先入観を持っていましたが、LX 1000はその点でも裏切ってくれました。
もちろん、フルスイングすればバックアウトしますが、コンパクトなスイングでコースを狙う分には、驚くほど素直にボールが飛んでいきます。スライスを打った際も、ボールが面に長く乗っている感覚があり、滑るような低軌道のショットが打ちやすかったのが印象的です。ダブルスで足元に沈めるショットや、ロブの深さを調整する際の繊細なタッチも、数時間の練習でしっかりアジャストできました。
DUNLOP LX 1000を最大限に活かすには?
実際に使用してみて感じた、最適なセッティングについても触れておきます。
このラケットの性能をフルに引き出すなら、ガットは柔らかめのナイロンマルチを少し緩めに張るのがおすすめです。私は43ポンドでセッティングしましたが、これにより「当てるだけで飛ぶ」という特性がさらに際立ち、力みのない理想的なテニスへと導いてくれました。
総評:テニスを「楽に、長く」楽しみたいあなたへ
ダンロップ LX 1000は、単なる初心者用ラケットではありません。
- ボレーでの決定力を上げたいダブルス愛好家
- 体力的な消耗を抑えて3セット戦い抜きたいベテラン
- 怪我を抱えつつも、テニスへの情熱を絶やしたくない方
これらの方々にとって、間違いなく最強のパートナーになります。道具に頼ることは恥ではありません。むしろ、最新技術が詰まったLX 1000を相棒にすることで、今まで取れなかったボールを拾い、勝てなかった相手に挑む楽しさを再発見できるはずです。
もし、あなたが「最近テニスがしんどいな」と感じているなら、一度このラケットを試してみてください。きっと、コートに立つのが楽しみで仕方がなくなるはずです。


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