なぜテニスの0点は「ラブ」なの?由来と初心者が戸惑うカウントの不思議を徹底解説!

未分類

テニスの試合をテレビで観戦したり、実際にコートに立ってプレーを始めたりした時、誰もが一度は「えっ?」と耳を疑うのがスコアの数え方です。15(フィフティーン)、30(サーティー)という独特の数字もさることながら、最も謎なのが「0点」を「ラブ」と呼ぶ習慣ではないでしょうか。

「愛」を叫んでいるわけではないことは分かっていても、なぜ「ゼロ」や「レイ」ではいけないのか。今回は、テニス歴10年以上の筆者が、実際にコートで感じた体験談を交えながら、その意外な由来とテニス特有の数え方の秘密を紐解きます。


テニスの0点が「ラブ(Love)」と呼ばれる3つの有力な説

なぜ0が「ラブ」になったのかについては、実は100%これだと言い切れる決定打はなく、いくつかの有力な説が語り継がれています。

1. フランス語の「卵(l’oeuf)」が訛った説

最も有力とされているのが、フランス語で卵を意味する「ル・エフ(l’oeuf)」が由来という説です。数字の「0」が卵の形に似ていることから、当時のフランスのプレイヤーたちが「卵(0点)」と呼んでいたものが、イギリスに伝わった際に英語の「ラブ(Love)」に聞こえ、そのまま定着したと言われています。

私が初めてこれを聞いた時、「聞き間違いがルールになるなんて、テニスはなんて大らかなんだ」と驚いた記憶があります。

2. 「名誉のために」というオランダ語説

オランダ語で名誉を意味する「lof(ロフ)」が語源という説もあります。得点が取れず0点だったとしても、「せめて名誉(lof)のために最後までプレーしよう」という騎士道精神から来ているというものです。スポーツマンシップを重んじるテニスらしい、非常に格調高い説ですね。

3. 「愛(Love)」そのものが由来という説

「たとえ0点であっても、テニスというスポーツそのものを愛しているからプレーを続ける」という精神論的な説です。ロマンチックではありますが、実際の勝負の場では「0(ラブ)」とコールされると、愛どころか「早く1点取りたい!」という焦燥感に駆られるのがプレイヤーの本音だったりします。


【体験談】初心者がぶつかる「ラブ」と「カウント」の壁

私がテニスを始めたばかりの頃、一番苦労したのが「セルフジャッジ(自分たちでカウントを数えること)」でした。

テニスラケットを握って意気揚々とコートに立ったはいいものの、いざ試合形式になると「ラブ」という言葉がなかなか口から出てこないのです。つい「ゼロ・フィフティーン」と言いそうになり、相手に「フィフティーン・ラブですよ」と訂正される恥ずかしさは、テニス初心者なら誰しもが通る道かもしれません。

また、テニスシューズでハードコートを駆け回り、息が上がっている状態で「フォーティー・ラブ!」と叫ぶのは意外と体力が要ります。「ラブ」という響きは柔らかいですが、0点に抑えられている側からすると、その響きが余計に悔しさを増幅させるスパイスになるから不思議です。


なぜ15、30、40?スコアの数字も謎だらけ

0がラブなのも不思議ですが、その後の数字も独特です。通常なら1、2、3と数えるところを、テニスでは15、30、40と数えます。

これには諸説ありますが、昔は「時計の文字盤」を使ってスコアを管理していたという説が有名です。15分、30分、45分と針を進めていき、60分で1ゲーム。しかし、45(フォーティーファイブ)だとコールが長くて言いづらいため、いつの間にか「40(フォーティー)」に短縮されたと言われています。

試合中、スマートウォッチで心拍数を確認しながらプレーしている現代の私たちからすると、時計の針を動かして点数を数えていた時代を想像するのは少し楽しい気分になります。


まとめ:由来を知れば、テニスがもっと愛おしくなる

テニスの「0=ラブ」には、聞き間違いから生まれたというユーモラスな説や、名誉を重んじる気高い説など、スポーツの長い歴史が詰まっています。

次にテニスウェアに袖を通す時は、この由来を思い出してみてください。たとえ自分のスコアが「ラブ」だったとしても、それは「卵」のようにこれから何かが生まれる前兆であり、あるいは「テニスへの愛」を試されている瞬間なのかもしれません。

ルールや由来を知ることで、ただの数字の羅列だったスコアコールが、少しだけ特別なものに感じられるはずです。さあ、今日もコートに出て、最高の「ラブ」を刻みましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました