「ヨネックスのカタログは見ているだけでワクワクするけれど、結局自分に合うのがどれか分からない……」そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
最新のヨネックス バドミントンカタログを開くと、そこにはラケット、シューズ、シャトルに至るまで、最新テクノロジーの数値が並んでいます。しかし、バドミントンというスポーツは数値だけでは語れません。
今回は、カタログのスペック表と格闘し続けて20年の私が、情報の読み解き方と、実際にコートで使ってみた「生の声」を凝縮してお届けします。
カタログの「マトリックス図」に騙されないための心得
カタログの中盤に必ず掲載されている「ラケットマトリックス」。縦軸にパワー、横軸に操作性が配置されたあの図は非常に便利ですが、盲信は禁物です。
例えば、ハードヒッター向けのASTROX 88 D PRO。カタログ上では「ヘッドヘビーで重い」という印象を受けますが、実際に振ってみると「ローテーショナルジェネレーターシステム」のおかげで、連続したスマッシュの際でも驚くほどラケットが返ってきます。
私の体験談:
以前、カタログスペックだけで判断して、一番パワーがあるモデルを選んだことがあります。結果、試合の後半で手首が負けてしまい、レシーブが浮きまくるという苦い経験をしました。カタログの数値はあくまで「最大ポテンシャル」。自分の筋力と相談し、マトリックスより少し「扱いやすい」寄りを選ぶのが、長丁場の試合で勝つための秘訣です。
2026年注目モデル:スペック以上に感じた「打球感」の差
今年のラインナップで特に触れておきたいのが、スピード系とパワー系の進化です。
1. 究極の弾きを求めるなら
NANOFLARE 1000Zは、カタログ値では「超高弾性」と記載されています。実際に打ってみると、シャトルが面に触れている時間が極端に短く感じられます。ドライブの応酬になった際、相手のショットを弾き返すスピード感は、まさに「光速」です。
2. コントロールで支配するなら
一方でARCSABER 11 PROは、カタログ通りの「ホールド感」が健在です。シャトルを一度ラケットが掴んでから放つような感覚があるため、ヘアピンやクロスドロップなど、ミリ単位のコントロールを重視するプレーヤーには、これ以上の選択肢はありません。
忘れちゃいけない「シューズ」と「ガット」の相関関係
カタログの後半、ついつい読み飛ばしがちなシューズとガットのページにこそ、上達のヒントが隠されています。
私は最近、パワークッション コンフォート Zに履き替えました。カタログには「衝撃吸収」と大きく書かれていますが、驚いたのは翌日の疲労感の少なさです。30代を過ぎてからのバドミントンにおいて、カタログで見るべきは「反発」よりも「膝への優しさ」だと痛感しています。
また、ガット選びも重要です。BG66アルティマックスは不動の人気ですが、冬場の乾燥した体育館では切れやすいという特性があります。カタログの「耐久性」の項目をチェックし、季節によってナノジー95と使い分けるのが、賢いカタログ活用の裏技です。
まとめ:カタログは「地図」、体験は「コンパス」
ヨネックス バドミントンカタログは、私たちプレーヤーにとって最高の宝地図です。しかし、その地図をどう歩くかはあなた次第。
- スペックは「理想値」として捉える
- 自分のプレースタイル(攻めか、守りか、粘りか)を再確認する
- 最後は「感触」を信じる
ぜひ、手元のカタログを隅々まで読み込み、ショップで実際にヨネックス ラケットを握ってみてください。数字だけでは分からない、あなただけの「運命の1本」が必ず見つかるはずです。


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