バドミントンをプレーしていて、一度はその名を耳にするのがヨネックスの代表作、パワークッション 65Zシリーズではないでしょうか。桃田賢斗選手をはじめとする世界のトッププレーヤーが、数あるラインナップの中からなぜこの一足を選び続けるのか。
今回は、週末プレーヤーから競技層までを虜にするパワークッション 65Zを実際にコートで1年以上使い倒した筆者が、そのリアルな使用感と、購入前に絶対に知っておくべき「選び方のコツ」を徹底解説します。
衝撃の第一印象:「足が勝手に次の一歩を出す」感覚
初めてパワークッション 65Zに足を入れた瞬間、まず驚いたのがその「接地感」の良さです。最近の厚底傾向にあるシューズとは一線を画し、コートの感触が足裏にダイレクトに伝わってきます。
しかし、決してクッションが薄いわけではありません。ヨネックス独自の「パワークッションプラス」が、着地時の衝撃を吸収し、それを次の一歩へのエネルギーへと変換してくれます。12mの高さから生卵を落としても割れずに6m以上跳ね上がるというデータ通り、ジャンプ後の着地で膝や腰への負担が驚くほど軽減されているのを実感しました。
激しいサイドステップを踏んでも、パワークッション 65Zの側面がしっかり踏ん張りを効かせてくれるため、パワーロスなく切り返しが可能です。
シームレスアッパーがもたらす「オーダーメイド級」のフィット感
多くのバドミントンシューズを履き替えてきましたが、パワークッション 65Zの最大の特徴は「縫い目の少なさ」にあります。人工皮革のアッパーが足全体を包み込むような設計になっており、激しく動いても足の甲が痛くなるような「当たり」が一切ありません。
特に、長時間練習した後の足のむくみに対しても、アッパーの柔軟性が適度に対応してくれるため、練習終盤のストレスが激減しました。これまで他社のシューズで親指の付け根が痛くなっていた人こそ、このパワークッション 65Zのフィット感には感動するはずです。
迷っている人必見!「スリム」か「ワイド」か、それとも「通常」か
パワークッション 65Zを購入する際、最も悩むのがサイズ展開でしょう。このモデルは、ユーザーの足型に合わせて3つのバリエーションが用意されています。
- パワークッション 65Z(標準モデル): 3E設計。最も多くの人に合う王道サイズ。
- パワークッション 65Z スリム: 2E設計。足幅が細く、シューズの中で足が遊んでしまう人向け。
- パワークッション 65Z ワイド: 4E設計。幅広・甲高で、通常のシューズでは締め付けが痛い人向け。
私は典型的な日本人の足型で、普段の靴は26.5cmですが、パワークッション 65Zの標準モデルがジャストフィットでした。もし自分の足幅が分からない場合は、一度専門店で計測するか、厚手のスポーツソックスを履いた状態で標準モデルから試すのが正解です。
1年履き込んで分かった、あえて挙げる「唯一の注意点」
パワークッション 65Zは非の打ち所がない完成度ですが、唯一気をつけるべきは「ソールの摩耗」です。グリップ力が非常に高いため、床との摩擦が強い分、週4回以上のハードな練習を半年〜1年続けると、母指球あたりの溝が徐々に薄くなってきます。
とはいえ、これはパフォーマンスの裏返しでもあります。滑り始めたと感じたら、怪我を未然に防ぐためにも新しいパワークッション 65Zへ新調するタイミングだと捉えるのが良いでしょう。
まとめ:パワークッション 65Zは、あなたのフットワークを進化させる
結局のところ、パワークッション 65Zは「足の一部」になってくれるシューズです。過度な装飾やギミックに頼らず、バドミントンに必要な「止まる・飛ぶ・走る」という基本動作を最高レベルでサポートしてくれます。
「どのシューズを買えばいいか分からない」と迷っているなら、迷わずパワークッション 65Zを選んでみてください。世界のトッププロと同じ景色を見ながら、あなたのプレーが一段階上のステージへ引き上げられることを約束します。
次回の練習、コートに立つのが楽しみになる。そんな魔法のような一足、それがパワークッション 65Zです。


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