バドミントンコートでパッと目を引くのは、鮮やかなラケットや派手なウェアだけではありません。実は今、上級者やこだわりを持つプレーヤーの間で圧倒的な支持を得ているのが「黒」のシューズです。
かつては「黒いシューズは床に跡(マーク)がつく」と敬遠された時代もありましたが、現在のヨネックスのノンマーキングソール技術ではその心配は皆無。むしろ、足元をグッと引き締めるブラックカラーは、どんなユニフォームとも相性が良く、汚れが目立ちにくいという実用性も兼ね備えています。
今回は、数々のモデルを履き潰してきた筆者の体験をもとに、黒のヨネックスシューズが選ばれる理由と、今選ぶべき一足をご紹介します。
なぜヨネックスの「黒」は選ばれるのか?
実際にコートで黒のシューズを履いてみると、精神的なメリットを強く感じます。膨張色である白や黄色に比べ、黒は足元をコンパクトに見せてくれます。これが不思議と「素早いフットワークができそうだ」というセルフイメージに繋がり、一歩目の踏み出しに集中できるのです。
また、週に3〜4回練習するプレーヤーにとって、白いシューズの悩みは「体育館のワックスや摩擦による黄ばみ」です。その点、黒を基調としたモデルは数ヶ月履き込んでも「くたびれた感」が出にくく、常に現役感のあるシャープな見た目を維持できます。
プレースタイル別:黒が映えるおすすめ3選
1. 圧倒的な人気を誇るオールラウンドモデル
迷ったらこれ、と言い切れるのがパワークッション65Zシリーズのブラックカラーです。桃田賢斗選手をはじめとする世界のトッププレーヤーが愛用するこのモデルは、とにかくバランスが秀逸。
筆者が実際に履いた感覚では、着地時の衝撃吸収と、次の一歩への反発力の「つなぎ」が非常にスムーズです。黒のモデルは特に質感がマットで高級感があり、ベテランプレーヤーが履くと「いぶし銀」な強者のオーラを放ちます。
2. 足が勝手に前に出る、最軽量の衝撃
スピード重視のプレーヤーなら、パワークッションエアラスZ2のブラック一択でしょう。初めて手にした時、あまりの軽さに「中身が入っているのか?」と疑ったほどです。
このシューズの黒は、カーボン素材のようなテクニカルな印象を与えます。実際の使用感としても、ダブルスの前衛で細かく動く際、足の重さを一切感じません。通気性も抜群なので、黒色の弱点と思われがちな「熱の籠もり」も、最新のメッシュ構造によって完全に解消されています。
3. 足首への不安を払拭するクッション性
膝への負担を軽減したい、あるいは安定感を最優先したいならパワークッションコンフォートZが適しています。
黒いボディに厚めのソールが特徴的で、ジャンプスマッシュの着地時も「ドンッ」ではなく「フワッ」とした感覚で足を保護してくれます。足首周りのホールド感が強いため、激しい切り返しでも靴の中で足が遊ぶことがありません。
失敗しないための選び方のコツ
黒いシューズを選ぶ際、一つだけ注意したいのが「サイズ感」です。ヨネックスには同じバドミントンシューズでも、スリム(2E)、レギュラー(3E)、ワイド(4E)の3展開があります。
多くの黒系モデルはユニセックスの3E展開が多いですが、モデルによっては幅広タイプが存在します。自分の足が幅広だと自覚している方は、必ず「ワイド」の表記があるパワークッションワイドモデルを選ぶようにしましょう。
また、黒色のシューズは、ソックスの色を変えるだけでガラリと印象が変わります。白いソックスなら清潔感のあるスポーティーな印象に、黒いソックスなら足首まで一体化したようなステルス感のあるスタイルに。そんなファッションとしての楽しみも、黒シューズならではの醍醐味です。
まとめ
ヨネックスの黒いバドミントンシューズは、単なるカラーバリエーションの一つではありません。それは「強さ」と「美しさ」、そして「機能性」を高い次元で両立させた、プレーヤーの武器です。
もしあなたが次の相棒を探しているなら、ぜひ一度、鏡の前で黒いシューズを履いた自分の姿を想像してみてください。その引き締まった足元が、あなたのフットワークをより鋭く、より自信に満ちたものに変えてくれるはずです。
今の自分に最適な一足を見つけて、コートでの存在感を一新しましょう。


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