バドミントンを続けていると、誰もが一度は「クリアが飛ばない」「試合の後半で肩や肘が痛くなる」といった壁にぶつかります。私もその一人でした。特に冬場の冷え込む体育館では、シャトルが重く感じられ、無理に振り抜こうとして肘を痛めた経験があります。
そんな悩みを抱えていた時に手に取ったのが、ヨネックス デュオラ 6でした。実際に数ヶ月間、基礎打ちからダブルスの試合まで使い込んで分かった、このラケットの真価を詳しくお伝えします。
違和感は一瞬、恩恵は一生?「デュアル最適化システム」の実感
デュオラ 6の最大の特徴は、フォア面とバック面でフレーム形状が異なる「デュアル最適化システム」です。正直なところ、使う前は「いちいち面を確認して握り替えるなんて面倒では?」と思っていました。
しかし、実際にコートに立つとその不安はすぐに消え去りました。
フォア側は「ボックス形状」でシャトルをしっかりホールドし、バック側は「エアロ形状」で空気抵抗を減らす設計になっています。特にバックハンドでのレシーブや、追い込まれた時のバック奥へのクリアを打った際、「あれ、いつもより楽に飛んでいるな」という感覚を明確に得られました。
スイングの鋭さが増すというよりは、振り抜きがスムーズになることで、非力な私でもしっかりとシャトルの芯を捉えられるようになったのが大きな収穫です。
「バイブスレイヤーカーボン」が肘の救世主に
私がヨネックス デュオラ 6を最も高く評価したいポイントは、打球感の柔らかさです。
このラケットには、極薄の衝撃吸収材を層にした「バイブスレイヤーカーボン」が採用されています。ハードヒッター向けのガチガチに硬いラケットだと、インパクトの瞬間に「ビーン」という嫌な振動が手首から肘に伝わることがありますが、デュオラ 6はそれが極めて少ないです。
打球の衝撃がマイルドに包み込まれるような感覚があり、1日3時間の練習後でも、以前のような「腕全体の重だるさ」を感じなくなりました。体の負担を気にするシニアプレーヤーや、女性プレーヤーから絶大な支持を得ている理由が、一振りで理解できました。
中級者が感じたメリットと、唯一の注意点
メリット:クリアの飛距離が伸びる
シャフトが「Hi-Flex(とても柔らかい)」設計なので、しなりを最大限に利用できます。軽い力でシャトルを遠くへ飛ばせるため、クリアが飛ばずに悩んでいる初・中級者にはこれ以上ない武器になります。
メリット:ダブルスのレシーブが安定する
4U(平均83g)という軽量設計と、バック面の振り抜きの良さが相まって、速いドライブの応酬やスマッシュレシーブでラケットが遅れずに出てきます。
注意点:スマッシュの「重さ」には限界がある
一方で、上級者の男性や、パワー自慢のアタッカーには少し物足りないかもしれません。シャトルを「叩き潰す」ような打球感ではなく、あくまで「楽に、正確に運ぶ」ためのラケットです。エースを奪うスマッシュよりも、コースを突くショットや粘り強いレシーブで勝負するスタイルに最適です。
ヨネックス デュオラ 6をおすすめしたい人
- クリアをコートの奥までしっかり飛ばしたい方
- 肩や肘に不安があり、衝撃の少ないラケットを探している方
- バックハンドが苦手で、少しでもスイングを助けてほしい方
- ダブルスで機敏なラケットワークを重視する女性・ジュニアプレーヤー
ヨネックス デュオラ 6は、単なる「初心者向け」のラケットではありません。プレーヤーの体力を温存しつつ、技術的な弱点をテクノロジーで補ってくれる、まさに「長くバドミントンを楽しむためのパートナー」と言える一本です。
もし、今のラケットが「少し重い」「体への負担が気になる」と感じているなら、一度デュオラ 6の優しい打球感を体験してみてください。次の練習がもっと楽しくなるはずです。


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