テニスを競技レベルでプレーする中で、多くのプレーヤーが直面するのが「ポリガットの劣化」という悩みです。張りたての数時間は最高でも、翌週には打球感がボヤけてしまう。そんなフラストレーションを解消してくれるのがyonex ポリツアーストライクです。大坂なおみ選手やデニス・シャポバロフ選手といった世界のトッププロが、なぜこのガットを自身の武器として選ぶのか。実際にコートで使い込み、その限界を探った実感をベースに解説します。
一撃で確信した「芯のある」打球感
yonex ポリツアーストライクをラケットに張り、最初にショートラリーをした瞬間に感じるのは、その硬質な安定感です。最近のポリガットは柔らかさを売りにするものが多いですが、このガットは「硬派」。しかし、ただ硬いだけではありません。
しっかりとした打ち応えがあるのに、不快な振動が少ないのが特徴です。フルスイングした際には、ボールを一度しっかりと受け止めてから、エネルギーを逃さずにそのまま前へ押し出す感覚があります。パワーアシストは控えめですが、自分のスイングスピードがそのままボールの威力に変換されるような、極めてリニアな反応をしてくれます。
競技者が最も求める「性能維持力」の高さ
yonex ポリツアーストライクが他のポリエステルガットと一線を画すのは、その圧倒的なテンション維持性能です。
一般的なポリ、例えばyonex ポリツアープロなどはマイルドで扱いやすい反面、数日ハードに使うとガットが伸びきったような感触になり、コントロールが乱れ始めます。一方、yonex ポリツアーストライクは独自の製造プロセスにより、分子構造が安定しています。
実際に2週間、計15時間ほどハードな練習で使用しても、打球感の変化が驚くほど緩やかでした。練習の最初から最後まで、そして数日後の試合でも同じフィーリングで打ち続けられる。この「計算できる安心感」こそが、競技者にとって最大のメリットと言えるでしょう。
スピンとコントロールの絶妙なバランス
断面が丸い形状のため、角形ガットのような「引っ掛かり」は強くありません。しかし、yonex ポリツアーストライクは表面の滑りが良く、スナップバック(ガットがズレて戻る動き)がスムーズです。
フラットドライブ気味に叩いた時には低く鋭い弾道になり、スピンをかけたい時には厚い当たりでボールを潰すことで、狙い通りの放物線を描いてくれます。
- フラットショット: 弾きが良く、スピードに乗った重いボールが打てる。
- スピンショット: 持ち上げる力よりも、前へ押し出す力が強いため、バウンド後に伸びる「攻撃的なスピン」になる。
おすすめのセッティングと相性の良いプレーヤー
このガットの性能を最大限に引き出すには、ある程度のスイングスピードが必要です。
- 厚い当たりのハードヒッター: ボールをしっかり潰せるプレーヤーなら、このガットの「球持ち」と「弾き」の共存を堪能できます。
- テンションのこだわり: 普段より1〜2ポンド下げて張ることで、yonex ポリツアーストライク特有の硬さを中和し、よりホールド感を高めるセッティングもおすすめです。
- 推奨ラケット: yonex ezoneシリーズのようなパワーのあるフレームに合わせるとコントロールが安定し、yonex vcoreシリーズに合わせると圧倒的な攻撃力を手に入れることができます。
まとめ:信頼をコートに持ち込む
yonex ポリツアーストライクは、自分を追い込み、常に安定したパフォーマンスを求めるプレーヤーのための精密機械です。確かに楽に飛ぶガットではありません。しかし、あなたのスイングが鋭ければ鋭いほど、それに応えてくれるだけのポテンシャルを秘めています。
次の試合、勝負どころで自信を持ってフルスイングしたいなら、このアイアン・グレー、あるいはクールなブルーのyonex ポリツアーストライクをあなたの相棒に選んでみてください。


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