【名機】ヨネックス LASERUSH(レーザーラッシュ)を徹底解説!使用感レビューと後継モデルの選び方

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ソフトテニスの歴史を語る上で、これほどまでに「弾き」という言葉を具現化したシリーズは他にないでしょう。ヨネックスが放った衝撃の名作、LASERUSH(レーザーラッシュ)。

廃盤となった今でも、コートで見かけるとその独特の乾いた打球音に耳を奪われます。今回は、当時の熱狂を知るプレイヤーたちのリアルな体験談を交えながら、この伝説的なラケットがなぜこれほど愛されたのか、そして今もし手に入れるならどのモデルを選ぶべきかを深掘りします。

圧倒的な初速を生む「パチッ」という快感

LASERUSHを手にして最初に驚くのは、その圧倒的なボールの出の速さです。ヨネックス独自の「X-フラーレン」と「ゴムメタル」を組み合わせた構造は、現代のラケットと比較してもトップクラスの反発性能を誇ります。

実際にコートで打ってみると、インパクトの瞬間にボールがラケット面に吸い付く感覚はほとんどありません。「パチッ!」という鋭い音とともに、一瞬で相手コートの深い位置まで突き刺さる。そんな攻撃的なテニスを可能にしてくれるのが、このシリーズ最大の魅力です。

プレイヤーを熱くさせたモデル別レビュー

頂点を目指す者のためのLASERUSH 9V / 9S

シリーズ中、最も「硬派」なのがこの9番。実際に使ってみた感想を一言で言えば「猛獣」です。芯を食った時の打球は、まさにレーザービーム。しかし、スイートスポットは針の穴を通すように狭く、少しでも外せば肘に鋭い衝撃が走ります。この難解なラケットを使いこなすこと自体が、上級者のステータスでもありました。

黄金のバランスを誇るLASERUSH 7V / 7S

最も多くのプレイヤーに愛されたのがこの7番でしょう。適度な「しなり」を残しつつ、LASERUSHらしいスピード感も損なわれていません。「シュートボールの伸びが、これに変えてから明らかに変わった」という声が多く聞かれたモデルです。前衛ならボレーの反応速度、後衛なら粘り強いストロークの中に一撃の重さを加えたい時に、これ以上ない武器となります。

スピードテニスへの門戸を開くLASERUSH 5V / 5S

中級者層から絶大な支持を得た5番は、とにかく扱いやすさが際立ちます。「軽い力でも面白いようにボールが飛んでいく」という体験は、ジュニア層や女性プレイヤーに自信を与えてくれました。パワー不足を道具で補い、展開を速くしたいスタイルには最適の選択肢です。

LASERUSHを使うということの光と影

このラケットには、使い手を選ぶ側面があるのも事実です。

  • メリット: 前衛のポーチが決まるスピード。後衛のパッシングショットが相手の横を抜ける爽快感。この「時間の短縮」こそが最大の武器です。
  • デメリット: いわゆる「球持ち」はほぼ皆無です。ボールを長く持ってコントロールしたいタイプの人には、あまりに離れが早すぎて不安に感じるかもしれません。また、現行のGEOBREAKなどに比べると、体への振動はダイレクトに伝わります。

今、伝説を継承するならどのラケットか?

残念ながらLASERUSHは生産を終了していますが、その魂は現行モデルに引き継がれています。

あの弾きを今の技術で体感したいなら、迷わずVOLTRAGE(ボルトレイジ)を選ぶべきでしょう。レーザーラッシュのDNAを受け継ぎつつ、現代テニスに必要な安定性がプラスされています。もし「もう少し食いつきが欲しい」と感じていたなら、GEOBREAK(ジオブレイク)への移行がスムーズです。

LASERUSHは、単なる道具ではなく、プレイヤーの攻撃心を呼び覚ますブースターのような存在でした。中古市場で見かけることがあれば、ぜひ一度あの「弾丸」のような一撃を体感してみてください。テニスの概念が変わる瞬間が、そこにはあります。

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