テニスコートを縦横無尽に駆け回るアグレッシブなプレーヤーにとって、シューズ選びは生命線です。特にハードな切り返しや激しいフットワークを武器にするなら、一度は耳にするのがヨネックス エクリプションシリーズではないでしょうか。
スタン・ワウリンカやキャスパー・ルードといったトッププロが信頼を寄せるこの一足。実際にコートで使い倒して分かった、スペック表だけでは見えてこない「真の履き心地」と「使いこなしのコツ」を徹底解説します。
履いた瞬間に感じる「剛性」と「安心感」
ヨネックス エクリプションに足を通したとき、まず驚くのはその圧倒的なホールド感です。一般的な軽量モデルとは一線を画す、まるで足全体がガッチリとした装甲に守られているような感覚があります。
その秘密は、ヨネックス独自の「パワークッションプラス」。生卵を落としても割れずに跳ね返るという驚異の衝撃吸収材が、激しい踏み込みをサポートしてくれます。実際にハードコートで時速20km近いサイドステップから急停止してみましたが、足首が外側に流れる気配が一切ありません。この「止まれる」という安心感が、次のステップへの一歩を確実なものにしてくれます。
リアルな体験談:慣らし期間とサイズ選びの注意点
ただし、このヨネックス エクリプションには少し「癖」もあります。購入を検討しているなら、以下のリアルな体験談を参考にしてください。
- 「硬さ」との付き合い方新品の状態では、アッパーの「デュラブルスキン」がかなり頑丈に作られているため、最初は少し硬く感じるはずです。私も最初の2〜3練習は足の甲に少し圧迫感がありました。しかし、合計5時間を超えたあたりから劇的に足に馴染み始め、最高のフィット感へと変わりました。「最初は少し我慢が必要な、育てがいのあるシューズ」と言えるでしょう。
- 重量に対する誤解手に持つと、軽量を売りにしているヨネックス ソニケージなどと比較して少し重みを感じます。しかし、いざコートで走ってみると、その重さが「遠心力」や「安定した接地」に変換されるため、不思議と足が重いとは感じません。むしろ、重さがあるからこそ、滑り込み(スライディング)が安定するのです。
- サイズ選びは慎重にヨネックス エクリプションはややタイトな設計です。普段のサイズで「ジャストすぎる」と感じる方は、厚手のスポーツソックスを履くことを考慮して、0.5cmアップするか、4Eのワイドモデルを選択することをおすすめします。
他のモデルと何が違うのか?
多くのプレーヤーが迷うヨネックス フュージョンレブとの比較についても触れておきます。ヨネックス フュージョンレブが「足を包み込む柔らかさ」を重視しているのに対し、ヨネックス エクリプションはどこまでも「パワーと安定」に振り切っています。
ベースラインから強烈なショットを打ち込むストローカーや、一歩の踏み込みに全体重を乗せるプレーヤーにとって、ヨネックス エクリプションがもたらす反発力は大きな武器になります。
結論:エクリプションを選ぶべき人は?
ヨネックス エクリプションは、決して万人向けの「楽なシューズ」ではありません。しかし、以下のような方にはこれ以上ない最高のパートナーになります。
- 激しい切り返しで足首のぐらつきが気になる方
- ハードコートでの練習頻度が高く、耐久性を重視する方
- 踏み込んだパワーをそのままショットに伝えたい競技志向の方
ヨネックス エクリプションを履きこなした先にあるのは、どれだけ動いても足が守られているという絶対的な信頼感です。怪我の不安を消し去り、プレーの質を一段階引き上げたいなら、この重厚な「鎧」をぜひ試してみてください。


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