バドミントン界で今、最も「攻撃的で華がある」ペアといえば、ホキコバこと保木卓朗・小林優吾ペアですよね。特に後衛から突き刺さる小林優吾選手の重戦車のようなスマッシュに魅了され、彼と同じヨネックスのギアを揃えたいと考えている方も多いはずです。
しかし、トッププロが使う道具は「諸刃の剣」でもあります。実際に私が小林選手の使用モデルをコートで使い込み、その強烈な威力と、一般プレーヤーが直面するリアルな壁について、生の実感をお伝えします。
小林優吾のスマッシュをその手に:DUORA Z-STRIKEの衝撃
小林選手の代名詞とも言えるのがDUORA Z-STRIKEです。このラケットを初めて握った時、まず感じたのは「一切の妥協を許さない硬さ」でした。
表裏で異なる打球感の魔法
このラケット最大の特徴は、フォアとバックで形状が異なるデュアルオプティマムシステムです。フォア面で捉えた時のスマッシュは、まるで板で引っぱたいたような強烈な弾きを生みます。小林選手のような「重い」ショットを打ちたい人には、これ以上の武器はありません。
実際に打ってみて分かった「壁」
正直に言います。中級レベルの私が初めて使った時は、あまりのシャフトの硬さに肩が負けそうになりました。スイートスポットも驚くほど狭く、少しでも芯を外すと全く飛びません。しかし、完璧にミートした時の「バチィッ!」という破裂音と、相手のラケットを弾き飛ばすような球威は、他のラケットでは決して味わえない快感です。まさに「上級者への挑戦状」のような一本です。
足元から支える「世界標準」:POWER CUSHION 65 Z
ハードなフットワークを支えるのは、やはりPOWER CUSHION 65 Zです。小林選手をはじめ、世界中のトップ選手が愛用するこのシリーズは、履いた瞬間に「あ、これは違う」と確信させてくれます。
吸い付くような接地感
実際にコートを駆け回ってみると、床を掴むグリップ力が凄まじいです。サイドに振られた際の切り返しでも、靴の中で足が遊ぶ感覚が一切ありません。着地した瞬間にヨネックス独自のパワークッションが衝撃を吸収し、それが次のステップへの推進力に変わるのが体感できます。
攻撃を最大化するガットの選択:BG80 POWER
小林選手のスタイルを完遂するなら、ストリングはBG80 POWER一択です。ベクトランを複合したこのガットは、打ち応えが非常に硬く、パワーロスを極限まで抑えてくれます。
私は普段26ポンドで張っていますが、この組み合わせだと「シャトルを潰して放つ」ような感覚が研ぎ澄まされます。繊細なヘアピンよりも、ドライブの応酬や連続スマッシュで相手をねじ伏せたい時に、このガットの真価が発揮されます。
総評:小林優吾モデルは「強くなるための投資」
ヨネックスの小林優吾選手使用モデルは、決して扱いやすい道具ではありません。むしろ、自分の技術不足を突きつけてくる厳しい道具です。
しかし、DUORA Z-STRIKEでエースを奪い、POWER CUSHION 65 Zで粘り強くシャトルを拾い続ける体験は、あなたのバドミントン観を確実に変えてくれます。「いつか小林選手のようなスマッシュを打ちたい」という目標があるなら、背伸びをしてでも手にする価値がある。そう断言できる至高のギアたちです。


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