テニスコートで一際目を引くyonexの「ツアーエディション」。トッププロが背負っているあの姿に憧れて手に入れたものの、実際に数ヶ月使い込んでみると、カタログスペックだけでは見えてこない「リアルな手触り」がいくつもありました。今回は、週4でコートに通う筆者がヨネックス ツアーエディション ラケットバッグを徹底的に使い倒した本音をお届けします。
圧倒的な「守られている安心感」と素材の質感
まず手に取って驚くのが、その剛性です。yonexの通常のラインナップとは一線を画す、肉厚のPUレザーと成型パネル。これが、大切なヨネックス ラケットを物理的な衝撃から守ってくれるという絶対的な安心感を与えてくれます。
夏の炎天下、車内にバッグを置かざるを得ない状況でも、サーモガード(遮熱機能)がしっかりと仕事をしてくれました。以前の安価なバッグでは、ガットのテンションがみるみる落ちてしまう感覚がありましたが、このバッグに変えてからは、コートに出て一発目の打球感が明らかに安定しています。
実際にパッキングしてわかった「収納のクセ」
このバッグの最大の特徴は、その計算された収納スペースですが、実は少しコツがいります。
- メインコンパートメント: テニスラケットを6本入れても余裕がありますが、厚ラケを多用する方は、グリップ同士が干渉しないよう交互に入れる工夫が必要です。
- シューズポケット: 外側から独立してアクセスできるのは非常に便利。しかし、28cm以上のテニスシューズを入れると、内部のメイン収納を少し圧迫します。筆者の場合は、ここにシューズを入れる分、メイン側にはテニスウェアを圧縮袋に入れてコンパクトにするようにしています。
- 小物ポケット: グリップテープやエナジーゼリー、車のキーなどを細かく仕分けられるのは、現場でのストレスを大幅に軽減してくれました。
長距離移動で差が出る「背負い心地」
「重そう」という第一印象がありましたが、背負ってみるとそのイメージは覆ります。肩ベルトの付け根が動く「イージーポート形状」のおかげで、自転車での移動中もバッグが左右に振られにくい。
厚手のクッションが肩に食い込むのを防いでくれるので、練習帰りの疲れた体でも、15分程度の歩行なら苦になりません。ただし、駅の改札を通る時はその横幅に注意。プロ仕様のサイズ感ゆえに、自分では気づかないうちに周囲にぶつかりそうになる場面もありました。
数ヶ月使用して見えた「経年変化」
ヨネックス ツアーエディションのPU素材は汚れに強く、多少の雨ならサッと拭き取るだけで元通りになります。ただ、ハードなコート面に直接置くことが多い底面部分は、流石に少しずつ擦れ跡がついてきました。長く美しさを保ちたいなら、底面だけでも地面に直置きしない工夫をすると、所有欲がさらに満たされるでしょう。
総評:このバッグは「本気」を加速させる
結論として、yonexのツアーエディションは、単なる荷物入れではありません。コートに立った時の「よし、やるぞ」というスイッチを入れてくれる、頼もしい相棒です。
確かに価格は安くありませんが、テニスガットの保護性能や、数年使い続けられる耐久性を考えれば、コストパフォーマンスは決して悪くないと断言できます。道具にこだわり、一歩上のステージを目指したいプレーヤーなら、選んで後悔のない逸品です。


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