【名機復活】ヨネックス Director(ディレクター)の評価は?今こそ使いたいヴィンテージラケットの魅力を徹底レビュー

未分類

「今のラケットは楽に飛ぶけれど、何か物足りない」と感じているテニス愛好家は少なくありません。そんな中、密かに再評価されているのが、1980年代にテニスコートを席巻したYonex Directorシリーズです。現代のカーボンラケットにはない独特の「しなり」と「重量感」は、一度味わうと病みつきになる魔力を持っています。今回は、あえて令和の時代にヨネックス ディレクターをコートへ持ち出し、その真価を確かめてきたリアルな体験談をお届けします。

時代を超えて愛される「アイソメトリックの原点」

Yonex Directorを手にした時、まず目を引くのがその独特なスクエア形状のフレームです。今ではヨネックスの代名詞となったアイソメトリック形状の先駆けともいえるこの設計は、当時としては極めて画期的でした。実際にヴィンテージラケットを手に取ってみると、現代のVCOREEZONEに比べて、フレームにずっしりとした密度の高さを感じます。

【実録】実際にコートで打ち込んでみた感想

30年以上前のモデルとはいえ、Director Specialをコートで振ってみると、驚くほど現代のテニスでも「戦える」ことに驚かされました。

まず、特筆すべきは「打球感の柔らかさ」です。現代のラケットがトランポリンのようにボールを弾き返すのに対し、ヨネックス ディレクターは一度ボールをフレーム全体でググッと受け止め、そこから自分の意思で押し出すような感覚があります。

  • ストロークの快感: フルスイングした際、ボールが面に食いつく時間が長く、コントロールが非常に付けやすいです。「自分でボールを潰している」という手応えがダイレクトに腕に伝わり、フラットドライブで打ち抜いた時の音は、周囲の視線を集めるほど澄んでいます。
  • ボレーの操作性: 面の安定性が高く、相手の強いショットに対しても面が負けません。タッチショットやドロップボレーなど、繊細な指先の感覚を重視するプレーヤーにとって、Directorの絶妙な重みは武器になります。
  • ここが苦労した!: 唯一の難点は、やはり「重さ」です。現代の軽量ラケットに慣れきった体には、長時間使い続けると後半に振り遅れが生じることがありました。しかし、その重さを利用して振り抜けば、相手のコートで驚くほど伸びるボールを放つことができます。

現代のセッティングで蘇る性能

ヴィンテージラケットを現代で使う楽しみの一つが、最新のストリングとの組み合わせです。私は今回、あえて柔らかめのナイロンガットを低めのテンションで張ってみましたが、これが大正解でした。フレームのしなりとガットのたわみが相乗効果を生み、まるで体の一部になったかのような一体感を得られました。

また、グリップが細い場合はヨネックス オーバーグリップテープを巻くことで、現代的なハンドリングの良さをプラスすることも可能です。

まとめ:不朽の名作を再びその手に

Yonex Directorは、単なる懐古主義のアイテムではありません。テニスにおける「打つ喜び」を純粋に思い出させてくれる、まさにディレクター(指揮者)の名にふさわしい名機です。もし中古市場や実家の納戸で、状態の良いヨネックス ディレクターを見つけたら、ぜひ一度コートへ連れ出してみてください。

そこには、最新のカタログスペックだけでは語れない、深く豊かなテニスの世界が待っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました