「コースを狙え」とコーチに言われても、具体的にどこをどう狙えばいいのか分からず、結局なんとなく真ん中に打ち返してチャンスボールを与えてしまう。そんな経験はありませんか?私もかつては、ただ闇雲にラケットを振り、ボールがコートに入ればラッキーという「運任せ」のテニスをしていました。
しかし、テニスコートを9つのエリアに分割して捉える「9ブロック」の考え方を取り入れてから、私のテニスは劇的に変わりました。今回は、初心者から中級者までが即座に実践できる、9ブロック理論の活用法と、私が実際に上達を感じた練習のコツを余すことなくお伝えします。
テニスにおける「9ブロック」とは?
9ブロックとは、相手コートを縦に3分割(右・中央・左)、横に3分割(前・中・後ろ)し、合計9つのマス目(エリア)として捉える戦術的な考え方です。
多くのプレーヤーは、コートを「広い一つの面」として見てしまいます。これでは目標が曖昧になり、スイングに迷いが生じます。一方、9つのブロックに区切ると、ターゲットが「点」ではなく「明確なゾーン」になり、集中力が格段に高まります。
【体験談】私が9ブロックでミスを減らしたプロセス
私がこの理論を実践し始めた当初、一番の失敗は「端のブロック(1番や3番)」ばかりを狙いすぎたことでした。ライン際を狙いすぎてアウトを連発し、逆に自滅してしまったのです。
そこで意識を変えました。まず狙うのは、一番安全で効果的な「中央奥のブロック」です。ここに深くボールを集めるだけで、相手は攻めることができず、甘い球を返してくるようになります。
体験から得たコツは、**「自分の実力に合わせて、狙うブロックの大きさを調整する」**ことです。調子が悪い時はブロック2つ分を一つのターゲットにする。余裕がある時は1つのブロックの角を狙う。この柔軟な思考が、試合中のパニックを防いでくれました。
9ブロックを活用した具体的な配球戦略
- 深いブロック(奥の3つ):守備と構築のエリア相手をベースラインより後ろに下げさせるために使います。ここを安定して狙えるようになると、相手に攻撃の隙を与えません。
- 浅いブロック(前の3つ):揺さぶりのエリアドロップショットやアプローチショットで、相手を前に引きずり出します。特に、相手の苦手なサイドの前ブロックを突くのが効果的です。
- サイドのブロック(ワイド):勝負のエリア相手をコートの外へ追い出し、オープンコートを作るために使います。ただし、リスクも高いため、自分が万全の体勢の時だけ狙うのが鉄則です。
練習の際には、テニス ターゲットなどのマーカーを実際にコートに置いて、視覚的にブロックを意識できるようにするのがおすすめです。
効率的に上達するための練習メニュー
私が今でも続けている、効果的な練習法を紹介します。
- 宣言ショット:球出し練習の際、打つ直前に「右奥!」「左前!」と声に出してから打ちます。脳と体の連動性が高まり、狙った場所にコントロールする感覚が身につきます。
- ブロック限定ミニゲーム:練習相手と「奥の3ブロックに入らなければ失点」というルールでラリーをします。これだけで、自然と深くコントロールする技術が磨かれます。
スマホの動画撮影機能を使って自分の打球をチェックするのも有効です。三脚 スマホ用で固定して撮影し、自分が狙ったブロックと実際に着弾した場所のズレを確認してみてください。
まとめ:コートを支配する感覚を手に入れよう
9ブロック理論は、単なる知識ではなく「コートの解像度を上げるための眼鏡」のようなものです。これを取り入れるだけで、どこに打てばいいのかという迷いが消え、一球一球に意図が宿るようになります。
最初は思い通りにいかないかもしれません。しかし、「今はあのブロックを狙った」という明確な意図を持ってミスをすることは、なんとなく打って入る1球よりも100倍価値があります。
明日からの練習で、まずはコートを9つに区切って眺めることから始めてみてください。きっと、今までにないテニスの楽しさと手応えを感じられるはずです。
この記事の内容を試してみて、もし特定のショット(例えばバックハンド)でのブロックの狙い方に困ったら、ぜひ教えてください。より詳細なアドバイスを提案させていただきます。


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