バドミントンを始めたばかりの頃、誰もが最初にぶつかる壁。それが「コートの奥までクリアが飛ばない」という悩みではないでしょうか。全力で振っているはずなのに、シャトルはコートの真ん中あたりで失速し、相手にチャンスボールを献上してしまう。そんなもどかしい日々を劇的に変えてくれるのが、ASTROX 01 CLEARです。
今回は、実際にこのラケットをコートで振り込んできた私の体験をもとに、その驚くべき「飛ばす力」について本音でレビューしていきます。
初心者が「飛ばせない」原因をラケットが解決してくれる
多くの初心者モデルは、操作性を重視して「軽く、柔らかく」作られています。しかし、それだけではパワーがシャトルに伝わりきりません。ASTROX 01 CLEARが秀逸なのは、アストロクスシリーズ特有の「重さを活かす設計」を、初心者向けに絶妙なバランスで落とし込んでいる点です。
実際に手に取ってみると、4U(約83g)という標準的な軽さの中に、ヘッド部分に適度な「重みの乗り」を感じます。この重みがあるおかげで、腕の力だけで振り回さなくても、ラケット自体の遠心力がシャトルを後ろへ押し出してくれる感覚があるのです。
体感レビュー:クリアの飛距離が「1メートル」伸びた瞬間
私が初めてASTROX 01 CLEARでシャトルを打ったとき、一番に感じたのは「打球感の柔らかさ」でした。シャフトが非常にしなやか(Hi-Flex)なので、インパクトの瞬間にラケットがググッとしなり、そこから一気に復元してシャトルを弾き飛ばします。
これまでは「よいしょ!」と気合を入れて打っていたバック奥へのクリアが、手首を軽く返すだけでスーンと伸びていく。大げさではなく、飛距離が1メートルは伸びたような感覚です。
また、特筆すべきは「スイートスポットの広さ」です。初心者のうちは、どうしてもラケットの芯を外してしまいがちですが、YONEX独自のアイソメトリック形状のおかげで、多少当たり損ねても飛距離が極端に落ちることがありません。この「ミスをカバーしてくれる安心感」が、試合中の心の余裕に繋がります。
メリットと、あえて伝えたいデメリット
ASTROX 01 CLEARは非常に優れたラケットですが、万能というわけではありません。使ってみて分かったリアルなポイントを整理します。
ここが良い!
- 圧倒的なコスパ: 1万円を切る価格帯でありながら、YONEXの最新テクノロジーを体感できるのは驚異的です。
- レシーブのしやすさ: シャフトが柔らかいため、相手の速いスマッシュを軽く合わせるだけで高く奥まで返せます。
- デザインの高級感: 安価なエントリーモデルにありがちな「おもちゃ感」がなく、コートで見劣りしません。
ここは注意が必要
- スマッシュの沈み込み: ヘッドヘビーなので角度はつけやすいですが、シャフトが柔らかい分、上級者が打つような「突き刺さるような鋭さ」には限界があります。
- 球離れの遅さ: シャトルを掴む感覚がある反面、パパン!と速いタッチで弾くドライブ勝負では、少し反応が遅れる感覚を持つ人もいるかもしれません。
結論:このラケットは「バドミントンを楽しくする」近道
結論から言えば、ASTROX 01 CLEARは「クリアが飛ばなくてバドミントンが嫌になりそう」な人にこそ手にとってほしい一本です。
シャトルが遠くまで飛ぶようになると、ラリーが続き、戦術が生まれ、バドミントンが何倍も楽しくなります。上達してから高いラケットを買うのではなく、上達するためにこのASTROX 01 CLEARを選ぶ。その選択は、あなたのバドミントンライフを確実にポジティブなものに変えてくれるはずです。
もし、あなたが「最初の相棒」を探しているなら、迷わずこのYONEXの自信作を選んでみてください。コートの奥から響く快音に、きっと驚くはずですよ。


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