「憧れのヨネックス アストロクスが半額以下で出ている……」
フリマアプリや中古ショップで、そんな光景を目にした時の高揚感は格別ですよね。しかし、喜び勇んで購入したヨネックス ラケットが、届いてみたら使い物にならない「ハズレ」だったという苦い経験、実は少なくありません。
私自身、これまで10本以上のヨネックス製品を中古で手に入れてきたからこそ断言できます。中古選びは「傷の多さ」ではなく「隠れた致命傷」を見抜けるかどうかがすべてです。
「塗装剥がれ」は勲章、でも「クラック」は死刑宣告
中古のヨネックス バドミントンラケットやヨネックス テニスラケットを探していると、必ず「塗装剥がれあり」という商品に行き当たります。初心者の方はこれを避けがちですが、実は塗装の欠け自体はそれほど大きな問題ではありません。むしろ狙い目です。
本当に警戒すべきは、髪の毛ほどの細い線が入った「ヒビ(クラック)」です。特にヨネックスのカーボン技術は非常に繊細。一箇所でもフレームに亀裂が入っていれば、ガットを張った際の張力(テンション)に耐えきれず、最悪の場合、使用中にバチンと音を立てて折れてしまいます。
私が以前、格安のヨネックス VCOREを購入した際、一見するとただの擦り傷に見えた部分が実は深い亀裂で、初日の練習中にフレームが変形してしまった苦い思い出があります。写真を確認する際は、グロメット付近のシワや、フレームの内側に不自然な線がないか、舐めるようにチェックしてください。
「元グリ」が語る、そのラケットの歩んできた歴史
意外と見落としがちなのが、ヨネックス純正のグリップ、いわゆる「元グリ」の状態です。
多くの中古品はオーバーグリップが巻かれた状態で出品されていますが、可能であれば剥がした状態の写真を見せてもらいましょう。元グリップがボロボロになっていたり、木製ハンドル(シャフト)部分が黒ずんでいたりする場合、それは湿気の多い場所で放置されていた証拠です。
ヨネックス ゴルフクラブやラケットにおいて、内部の劣化は打球感の鈍化に直結します。「中身が腐っている」道具では、いくらヨネックスの最新テクノロジーを謳っていても、その性能を100%引き出すことは不可能です。
巧妙化する偽物。シリアルナンバーの「彫り」を見ろ
ヨネックスは世界的なトップブランドゆえ、残念ながら偽物が非常に多く出回っています。特にヨネックス ナノフレアなどの人気シリーズは要注意です。
偽物を見分ける最大のポイントは、剣先キャップやシャフトに刻印されたシリアルナンバーです。本物は「レーザーによる深い彫り」がなされていますが、粗悪な偽物は単なるプリント(印刷)だったり、フォントが微妙に丸っこかったりします。
また、ヨネックス独自のホログラムシールも重要です。角度を変えても輝きに変化がないものは、ステッカーをコピーしただけの偽物である可能性が高いです。出品者に「シリアルナンバーの刻印部分をアップで写してください」と頼んで、渋るようなら手を出さないのが賢明です。
狙い目は「1〜2世代前」のフラッグシップモデル
中古市場で賢くヨネックスを楽しむなら、あえてヨネックス EZONEなどの最新現行モデルを追わないのも一つの手です。
ヨネックスは2〜3年周期でモデルチェンジを行いますが、実は1世代前のモデルでも、トッププロが今なお愛用し続ける名器が数多く存在します。型落ちになった瞬間に価格がガクンと下がるため、程度の良い「掘り出し物」に巡り会える確率が飛躍的に高まります。
道具へのこだわりは、上達への第一歩。中古という選択肢を味方につけて、最高の相棒となるヨネックスを手に入れてください。


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