テニスラケット選びで「パワー」を求めると、どうしても打球感の硬さや腕への衝撃がセットで付いてくる。そんな常識を覆し、多くのプレーヤーを虜にしているのがヨネックス EZONE 100です。
私自身、長年いわゆる「黄金スペック」のラケットを渡り歩いてきましたが、このEZONE 100を手にした時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。今回は、実際にコートで打ち倒して見えてきた「体験」をベースに、その真価を深く掘り下げていきます。
なぜ「EZONE 100」は選ばれ続けるのか?
一言で言えば、ヨネックス EZONE 100は「テニスを楽にしてくれる」ラケットです。独自のアイソメトリック形状により、スイートスポットが驚くほど広く設計されています。
最新モデルでは新素材「MINOLON(マイノロン)」が採用されており、パワー系ラケットにありがちな「手に残る嫌な振動」が極限まで抑えられています。この進化が、単なる「飛ぶラケット」から「意のままに操れるパワーラケット」へと昇華させているのです。
【体験レビュー】実際に打ってみてわかった3つの衝撃
① スイートエリアの広さ:オフセンターさえも味方にする
試合中、常に完璧な打点で捉えるのはプロでも至難の業です。しかし、EZONE 100はフレームの端に近い部分でボールを捉えてしまった際も、失速することなく相手コートへ深く返ってくれます。この「寛容さ」が、プレッシャーのかかる場面でのミスを確実に減らしてくれました。
② 圧倒的なボールスピード:楽に振っても「エグい球」が出る
これまで一生懸命スイングして出していたスピードが、EZONE 100なら7〜8割の力感で実現できてしまいます。特にサーブでの伸びは顕著で、スライスサーブがワイドに逃げていく際も、最後までボールに力が伝わっている感覚があります。
③ 手に残るしっとり感:パワーとマイルドの矛盾した共存
驚いたのはその打球感です。打った瞬間はパチンと弾く感覚があるのに、手首や肘には「モチッ」とした柔らかい感触が残ります。この感触のおかげで、パワー系ラケット特有の「ボールがどこへ飛んでいくかわからない不安」が消え、自信を持って振り抜けるようになりました。
プレースタイル別:EZONE 100の得意・不得意
ヨネックス EZONE 100は万能ですが、向き不向きは存在します。
- 得意なこと: フラットドライブでコートを射抜くような攻撃。ダブルスのボレー対ボレーで、相手の強打を弾き返す安定感。
- 不得意なこと: 縦回転を極限までかけるような超高弾道のスピンショット。この場合はVCORE 100に軍配が上がります。
他の人気ラケットとの比較
よく比較されるバボラ ピュアドライブとの違いは、打球感の「質」にあります。ピュアドライブが「硬質な弾き」で飛ばすのに対し、EZONE 100は「ホールドしてから放つ」感覚です。よりコントロール性を重視し、自分のタッチを大切にしたいならEZONE 100が最適解と言えるでしょう。
おすすめのセッティング(ガット選び)
このラケットの性能をさらに引き出すなら、ガット選びも重要です。
- パワー重視: ポリツアープロを少し低めのテンションで張ると、爆発的な球威が手に入ります。
- コントロール重視: ポリツアーレブを合わせることで、スピン性能を底上げし、アウトミスを激減させられます。
- 腕への優しさ重視: レクシススピードのようなナイロンガットを張れば、まるで羽毛で打っているかのような至福の柔らかさを体感できるはずです。
まとめ:EZONE 100は「テニスをさらに楽しくする」
ヨネックス EZONE 100は、ジュニアからシニアまで、あるいは週末の趣味プレーヤーから競技層まで、誰もがその恩恵を受けられる稀有なラケットです。
「最近、体力が落ちてボールが飛ばなくなった」「肘を痛めずに、もっと鋭い球を打ちたい」――そんな悩みを持っているなら、ぜひ一度ヨネックス EZONE 100を手に取ってみてください。コート上でボールが軽やかに飛んでいく快感を知った時、あなたのテニスは新しいステージへ進むはずです。


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