テニスの試合後半、足の裏が焼け付くように熱くなったり、ふくらはぎがパンパンに張って一歩目が出なくなったりした経験はありませんか?私は長年、テニスシューズに最初から入っている薄い中敷きをそのまま使っていました。「シューズさえ良ければ十分だ」と思い込んでいたのです。
しかし、週に3回以上コートに立つようになり、足底筋膜炎のような鋭い痛みに襲われたことで考えが変わりました。藁にもすがる思いで手にしたテニス専用インソールが、私のプレー環境を文字通り根底から変えてくれたのです。今回は、実際に私が試行錯誤してたどり着いた、テニスにおけるインソールの重要性と、本当におすすめできる相棒たちをご紹介します。
なぜ「テニス専用」でなければならないのか
テニスは他のスポーツと比べても、足裏への負荷が異常に高いスポーツです。激しい左右の振り回し(サイドステップ)、急ストップからの切り返し、そしてサービス時のジャンプ。これらすべての動作において、足のアーチには体重の数倍の負荷がかかります。
私が実感した最大のメリットは「横アーチのサポート」です。一般的なインソールは縦の土踏まずを支えるものが多いですが、テニスの激しい切り返しを支えるには、横方向の踏ん張りが必要です。専用設計のものを使うようになってから、親指の付け根にかかっていた過度な圧力が分散され、試合が終わった後の「足の重だるさ」が劇的に軽減しました。
実際に愛用して分かった、失敗しない選び方
ネットの情報を鵜呑みにして、ただクッション性が高いだけのものを選んでいた時期もありました。しかし、柔らかすぎるインソールはテニスには不向きです。砂入りの人工芝(オムニコート)やハードコートで踏ん張った際、足元がグニャリと沈み込んでしまい、次の一歩が遅れる「パワーロス」を感じたからです。
選ぶべきは、以下の3つのバランスが取れたモデルです。
- カカトのホールド感:着地時にカカトがブレないこと。
- 反発力:沈み込むのではなく、地面を蹴り出す力を助けてくれること。
- 表面のグリップ力:シューズの中で靴下が滑らないこと。
私のテニスライフを変えた、信頼できるインソールたち
圧倒的な安心感!怪我予防ならこの一足
足首や膝に不安があるなら、まず試してほしいのがザムスト(ZAMST) インソール フットクラフト シリーズです。自分の土踏まずの高さに合わせて「LOW・MIDDLE・HIGH」から選べるのが最大の特徴です。私はミドルタイプを愛用していますが、カカトのカップが非常に深く、激しい左右の動きでも足がシューズの中で一切遊びません。この安定感を知ってしまうと、もう純正の中敷きには戻れません。
パフォーマンスを極めたいなら、フランスの老舗
「もっと素早くボールに入りたい」という攻撃的なプレーヤーにはシダス(SIDAS) アクション3Dが最適です。これは衝撃吸収というよりは、足の力を効率よく地面に伝える「土台」のような感覚です。使い始めは少し硬く感じるかもしれませんが、慣れてくると一歩目の踏み出しが驚くほどスムーズになります。
コスパ最強、まずは試してみたい方へ
インソールに数千円出すのは勇気がいる…という方にはソルボ(SORBO) テニスをおすすめします。医療現場でも使われる衝撃吸収素材「ソルボセイン」が、ハードコートでの着地衝撃を優しく受け止めてくれます。厚みがしっかりあるので、少し使い古してクッションがへたったシューズの復活にも役立ちます。
インソール導入後に感じた「意外な変化」
インソールを変えてから、意外にも「腰痛」が改善されました。足裏のアーチが正しく保持されることで、姿勢全体の歪みが矯正されたのかもしれません。また、足の指をしっかり使って地面を掴めるようになった感覚があり、ボレーの際のローボレーの安定感が向上したのも嬉しい誤算でした。
唯一の注意点は、新しいインソールを入れるとシューズの中が少しタイトになることです。初めて導入する際は、今履いているシューズの純正インソールを必ず抜いてから入れ替え、靴紐を根本から締め直してください。
最後に:あなたの足を、もっと大切に
テニスラケットには何万円もかけますが、実はそれ以上にプレーを支えているのは「足元の土台」です。もし今、プレー中の足の痛みや疲れに悩んでいるなら、それはあなたの技術のせいではなく、単に装備の不足かもしれません。
たった一枚の板を敷くだけで、大好きなテニスがもっと長く、もっと楽しく続けられるようになります。まずは自分の足の形を知り、最高の相棒を見つけてみてください。


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