「テニスのポスターを描きたいけれど、ラケットの網目が複雑すぎて絶望した」「部活のノートにさらっと描きたいのに、形が歪んでおたまじゃくしみたいになる……」
そんな悩み、ありませんか?私も初めてテニスラケットを描いたときは、ガットを忠実に再現しようとして線が真っ黒に潰れ、最終的には何の道具か分からない「謎の物体」を生み出した苦い経験があります。
実は、テニスラケットを「それっぽく」描くには、写真をそのまま写すのではなく、記号として簡略化する勇気が大切です。今回は、絵が苦手な人でも確実に1分で描ける、失敗しない描き方をステップ形式で解説します。
準備するもの:高級な道具は必要なし!
基本は身近にあるペンとノートだけでOKです。
筆者の経験上、いきなりペンで描くとガットのバランスで後悔しがちです。まずは消せる鉛筆やシャープペンシルで、うっすらと下書きすることをおすすめします。
ステップ1:黄金比の「おたま」を形づくる
まずはラケットの輪郭から。ここが歪むと、どんなに中身を描き込んでもラケットに見えません。
- フレームは少し縦長の楕円形に正円ではなく、卵のような形を意識してください。
- シャフト(棒)は中心からまっすぐ楕円の底から、シュッと一本の棒を引きましょう。
【体験談】
綺麗な楕円がどうしても描けないときは、近くにあるサントリー 天然水などのペットボトルの底をガイドにしたり、ステッドラー テンプレート 円定規を使ってみてください。輪郭が決まるだけで、絵の完成度は8割決まります。
ステップ2:持ち手に「厚み」と「キャップ」を足す
ただの棒だと、ハエ叩きや虫取り網に見えてしまいます。ここで「テニスラケットらしさ」を注入します。
- 棒を二本線にして太くするラケットのシャフト部分に厚みを持たせます。
- グリップエンド(末端)を少し大きく描く持ち手の最後に、少し横幅を出した小さな長方形を足しましょう。これだけで「握るための道具」という説得力が出ます。
ステップ3:ガットは「全部描かない」のがプロの技
ここが最大の難関であり、最も重要なポイントです。初心者は網目を細かく描きすぎて失敗します。
解決策:中央に3〜4本だけ十字を引く!
外枠ギリギリまで網目を描く必要はありません。フレームの中央付近に、漢字の「田」の字を少し複雑にしたくらいの密度で線を引いてみてください。人間の脳は不思議なもので、中央に少し網目があるだけで、端まで網があるように勝手に補完してくれます。
線を引くときは、レイメイ藤井 定規 すべらないカッティング定規などの短い定規を使うと、震えずにピシッとした質感が出せますよ。
さらにクオリティを上げる「ちょい足し」テクニック
もし時間に余裕があれば、以下の2点を試してみてください。
- テニスボールをセットにするラケットのすぐ横に、小さな円を描き、その中にアルファベットの「S」のようなカーブを2本入れます。これだけで、どれだけラケットが下手でも「テニスである」ことが100%伝わる魔法の記法です。
- 色で視認性をアップフレームを赤や青、ガットを白、ボールを蛍光イエローで塗ってみましょう。三菱鉛筆 色鉛筆 ポンキーペンシル 12色のような発色の良い色鉛筆を使うと、ポスターなどでも目立ちます。
まとめ:完璧を目指さないのが「簡単イラスト」のコツ
「テニスラケットに見えるかな?」と不安になるかもしれませんが、楕円・棒・少しの網目。この3点さえ揃っていれば、見る人は必ずテニスラケットだと認識してくれます。
私も最初はガットを20本以上描いて大失敗しましたが、今では「中央に3本」のルールで、部活の連絡事項もパパッと可愛く装飾できるようになりました。まずは1回、裏紙にでも描いてみてください。その「一発描き」のゆるさが、手描きイラストの味になりますよ!
次は、タミヤ アクリル塗料などを使って、本格的な質感に挑戦してみるのも楽しいかもしれませんね。


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