テニスを始めたいけれど、新品のテニスラケットは高すぎて手が出ない。あるいは、昔使っていたあの名機をもう一度手に入れたい。そんな時、中古ショップはテニスプレーヤーにとっての宝島になります。
しかし、一歩間違えると「安物買いの銭失い」になりかねないのが中古の世界。今回は、私が中古ショップを何軒もハシゴし、時には手痛い失敗を繰り返しながら学んだ「本当に賢い中古ラケットの買い方」を徹底解説します。
テニスラケットを中古ショップで買う3つの大きなメリット
なぜあえて中古なのか?そこには新品購入では得られない、実利的な理由があります。
- 最新モデルが驚きの価格で: ヨネックス イーゾーンやバボラ ピュアドライブといった人気モデルも、発売から1年経てば中古市場では30〜50%OFFで並びます。
- 「2本揃え」のハードルが下がる: 試合に出るなら、ガットが切れた時のために同じラケットが2本必要です。中古なら1本分の予算で2本(ニコイチ)揃えることも可能です。
- スペック計測済みという安心感: 大手中古ショップでは、1本ごとに重量やバランスを計測しています。カタログ値ではなく「実測値」を知れるのは中古ショップならではの強みです。
実録!中古ラケット選びで「私が失敗した」痛い体験談
ここで、私の苦い経験を共有させてください。かつて、フリマアプリで相場より5,000円ほど安いウィルソン プロスタッフを見つけ、即決したことがあります。
届いた商品は見た目こそ綺麗でしたが、実際にコートで打ってみると、インパクトの瞬間に「ビーン」という嫌な振動が。ショップに持ち込んで診てもらうと、フレーム内部が目に見えない形で剥離している、いわゆる**「中折れ」**の状態でした。
「見た目の綺麗さと中身の健全性は別物」だと痛感した瞬間です。これ以来、私は検品体制の整ったプロのショップ以外では中古を買わないと心に決めています。
失敗しないための中古ラケット「4つの鑑定ポイント」
ショップで実物を手に取る際、あるいは通販の画像を見る際は、以下のポイントを必ずチェックしてください。
- グロメット周りの陥没: 塗装剥げは単なる傷ですが、ストリングを通す穴(グロメット)周りの素材が凹んでいるものは、フレーム自体の寿命が近いです。
- グリップサイズの間違い: 「安かったからサイズ1を買って太くすればいい」という考えは危険です。元々のバランスが崩れるため、極力自分に合ったサイズを探しましょう。
- ストリングの劣化: 中古に張ってあるガットは、いつ張られたか分かりません。ルキシロン アルパワーなどのポリガットは1ヶ月で性能が落ちます。購入時に張り替えるのが正解です。
- スペックの個体差: 記事冒頭でも触れましたが、ラケットには数グラムの個体差があります。複数在庫があるなら、自分の好みの重さに近い方を選ばせてもらいましょう。
信頼できるテニスラケット中古ショップ厳選3選
私が実際に利用して、「ここなら間違いない」と太鼓判を押せるショップを紹介します。
1. 中古ラケットワールド(楽天市場店)
下取りシステムが非常に充実しており、常に新鮮な在庫が回っています。商品詳細に詳細なスペック実測値が載っているため、2本目を揃えたい時にこれほど頼りになる店はありません。
2. テニスサポートセンター
圧倒的な在庫量を誇る老舗です。自社でラケットの再生技術を持っており、塗装の欠けを修復した「再生ラケット」など、独自のラインナップも魅力。プロの目利きが非常に厳しいショップです。
3. テニス市場
ランク付けの基準が明確で、写真の枚数が多いのが特徴です。Bランクの商品でも「え、これでB?」と思うほど綺麗なものが届くことも。ネット通販での安心感は随一です。
中古ショップ vs メルカリ、どっちで買うべき?
結論から言えば、**「目利きに自信がない人こそ、ショップで買うべき」**です。
メルカリなどのフリマアプリは確かに安いですが、前述の「中折れ」や「スペックの個体差」を確認する術がありません。ショップであれば、万が一の不具合に対する保証や、ガットの張り替え相談も同時に行えます。
まとめ:賢く中古を選んで、テニスをもっと楽しもう
中古ラケットを選ぶことは、単なる節約ではありません。浮いたお金でテニスシューズを新調したり、レッスンの回数を増やしたり。テニスライフ全体を豊かにするための賢い戦略です。
まずは信頼できるショップの在庫を覗いてみてください。あなたにとっての「運命の一本」が、意外な安値で待っているかもしれません。
次は、あなたのプレイスタイルに合わせた具体的なラケット選びや、お近くの店舗での試打について詳しくお伝えしましょうか?


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