「テニスを始めたいけれど、新品は高くて手が出しにくい」「あの名機をもう一度使いたい」そう思ったとき、真っ先に浮かぶのが中古ラケットという選択肢です。
しかし、メルカリなどのフリマアプリで安易に購入して「届いたら中折れしていた」「打球感がスカスカで肘を痛めた」という失敗談は後を絶ちません。テニス歴が長い私自身も、過去にネット購入で「隠れたヒビ」がある個体を掴まされ、泣き寝入りした苦い経験があります。
だからこそ断言できるのは、中古ラケットこそ「実店舗」で買うべきだということです。今回は、失敗しない中古店舗の選び方と、現場で必ずチェックすべきポイントを私の実体験を交えてお伝えします。
1. 【実録】中古ラケットを「店舗」で選ぶべき3つの理由
ネットの方が数百円安いこともありますが、店舗にはそれを補って余りあるメリットがあります。
- プロの目利きによる「中折れ・クラック」チェック済み専門店では、入荷時にフレームの「ヘタリ」や内部の亀裂を厳しくチェックしています。見た目が綺麗でも、素材が寿命を迎えているラケットを見極めてくれる安心感は店舗ならではです。
- 同じモデルでも「重さ・バランス」を計測して選べるラケットには個体差があります。Babolat Pure Driveなどの人気モデルでも、1本ずつ重さが微妙に異なります。店舗なら複数の在庫を計測器にかけて、自分にぴったりのスペックを選び抜くことができます。
- その場でガットを張って、すぐにコートへ行けるネット購入だと別途ショップへ持ち込む手間と持ち込み工賃(プラス1,000円〜2,000円程度)がかかることが多いですが、店舗なら購入と同時に安価で張り上げてもらえるため、トータルコストが安く済みます。
2. 失敗しないための中古店舗チェックリスト(体験から学ぶ)
店舗で実際に商品を手に取った際、以下の3点は必ず確認してください。
- グロメットの状態を必ず見るガットを通すプラスチック部品(グロメット)が割れていると、ガットが切れやすくなり、最悪フレームを傷つけます。交換費用で結局高くつくので、劣化が激しいものは避けましょう。
- グリップを剥がして中身を確認前の持ち主がバランサー(鉛の重り)を隠して貼っているケースがあります。店舗の許可を得て、元グリップの下に変な「改造跡」がないか確認させてもらうのが確実です。
- 「2本揃え」ができるか試合に出るなら、全く同じスペックのラケットを2本持ちたいところ。中古店舗なら、複数在庫からバランスが近いものを選んで「2本セット購入」の相談ができることもあります。
3. 全国・主要エリアのおすすめ中古テニスショップ
実際に足を運ぶ価値のある、信頼できるショップを厳選しました。
- 【東京・上野/新宿】中古ラケットワールドとにかく在庫数が圧倒的で、古い名機から最新のYONEX EZONEの中古まで揃っています。スペック計測のサービスも非常に丁寧です。
- 【東京・渋谷】テニスサポートセンター独自の「ランク付け」が非常に細かく、初心者でも「Aランクなら安心」と選びやすいのが特徴です。
- 【大阪・なんば】中古ラケットワールド 大阪店西日本最大級の品揃えを誇ります。中古でも「試打ラケット」の貸出を行っている場合があり、納得感を持って購入できます。
- 【全国】スポーツリサイクルショップ(トレファクスポーツ等)テニス専門店ではありませんが、稀に知識のないスタッフが超掘り出し物を安値で出している「宝探し」のような楽しさがあります。ただし、目利きは自分で行う必要があります。
4. 【体験談】中古ラケット購入で「後悔」した人の共通点
多くの失敗を見てきて分かった、避けるべきパターンがあります。
- 「安さ」だけでランクCを選んでしまった塗装剥げだけでなく、フレーム自体が過酷に使われて「コシ」が抜けている場合があります。打球衝撃がダイレクトに腕に伝わり、テニス肘の原因になることもあります。
- グリップサイズを確認し忘れたWilson Ultraなどの人気モデルを見つけて舞い上がり、サイズ3(太め)なのに買ってしまった友人。結局、手が疲れやすくなって即座に売りに出していました。
- 古いモデル(10年以上前)を買ってしまった技術革新は凄まじく、あまりに古いモデルは現代のポリエステルガットの性能に耐えられないことがあります。安物買いの銭失いにならないよう、せめて5〜6年前までのモデルを選びましょう。
5. 店舗で店員さんに聞くべき「魔法の質問」
店舗へ行ったら、ぜひこう話しかけてみてください。
- 「このラケット、前オーナーはどんな人でしたか?(競技者か、週末プレイヤーか)」
- 「今、このラケットの状態に合う、肘に優しいガットは何ですか?」
- 「もし合わなかった場合、この店舗での下取り価格はいくら位になりますか?」
これらの質問に丁寧に答えてくれるショップは、まず間違いありません。
まとめ
中古ラケットは、一期一会の出会いです。だからこそ、自分の目で見て、触れて、プロのアドバイスを受けながら選べる「店舗」での購入は、上達への一番の近道だと言えます。ぜひ、信頼できるショップで最高の1本を見つけてください。
次は、あなたのお住まいの地域で評判の良い「ガット張り替えも早い中古ショップ」を具体的にピックアップしましょうか?


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