「週に一度スクールに通っているのに、一向に試合で勝てない」「フォームがバラバラで安定しない」……そんな悩みを抱えていませんか?私自身、テニスを始めた当初はボールをコートに入れることすらままならず、隣のコートにホームランを打ち込んでは頭を下げる毎日でした。しかし、ある「気づき」を得てから、万年万年初級者だった私が、市民大会で勝ち上がれるまでに上達しました。
今回は、巷に溢れる技術論だけではない、私の実体験に基づいた「本当にテニスが上手くなるためのロードマップ」を共有します。
テニスがなかなか上手くならない人の共通点
多くのプレーヤーを見てきて、また私自身の失敗を振り返って確信しているのは、上達が止まっている人には明確な理由があるということです。
- 我流で練習し続けている(基礎の欠如):動画を見て真似をするのは良いことですが、基礎的な体の使い方が抜けたまま「見栄えの良いフォーム」だけを追うと、必ずどこかで壁にぶつかります。
- ボールを打つことだけに集中している(フットワークの軽視):かつての私がそうでしたが、ミスをすると「スイングが悪かった」と考えがちです。しかし、実は「打つ前の足の運び」が遅いことが原因である場合がほとんどです。
- 自分のフォームを客観的に見ていない:脳内ではフェデラーのようなスイングをしているつもりでも、現実の姿は大きく異なります。このギャップを埋めない限り、改善は不可能です。
【体験談】私が一番上達を感じた「3つの習慣」
私が伸び悩んでいた時期に、意識的に取り入れて劇的な効果があった習慣を紹介します。
1. スマホで自分のプレーを動画撮影する
正直、最初は自分の不格好なフォームを見るのが苦痛でした。しかし、スマホ三脚を使って練習や試合を撮影し、プロの動画と比較することで、「なぜ力が伝わっていないのか」が手に取るように分かりました。視覚的なフィードバックは、コーチの言葉100回分に匹敵します。
2. 「上手い人」と積極的に打つ環境を作る
スクールのクラスを一つ上げたり、レベルの高いオフ会に参加したりするのは勇気がいります。しかし、速い球、深い球に触れ続けることで、脳の反応速度とフットワークが強制的に引き上げられます。「井の中の蛙」を脱した時、景色は一気に変わりました。
3. 練習のたびに1つだけ「今日のテーマ」を決める
「今日は全部上手くやろう」と思うと、結局何も身につきません。「今日は絶対にスプリットステップを忘れない」「今日はインパクトでボールを凝視する」など、テーマを絞ることで、体への定着率が格段に上がりました。
【技術編】テニス上達のための基本ステップ
ストローク:手打ちを卒業し、下半身のパワーを伝える
ボールを「腕」で飛ばそうとするのをやめましょう。右利きなら右足に溜めたパワーを、股関節を回旋させることで左足に移動させ、そのエネルギーを最後にラケットに伝えるイメージです。
サーブ:確率を上げるためのトスの安定とルーティン
サーブのミスの8割はトスが原因です。常に同じ高さ、同じ位置に上げる練習を繰り返しましょう。また、打つ前に必ずボールを3回つくといった「ルーティン」を取り入れることで、試合の緊張感の中でも普段通りのスイングが可能になります。
ボレー:振らずに「当てるだけ」を極める
初心者が一番やってしまいがちなのが、ボレーで大きくラケットを振ってしまうこと。ボレーは「壁」になるイメージです。ラケット面をセットしたら、あとは足で運んで当てるだけ。これだけでミスは激減します。
効率的に上達するための「練習メニュー」
- 壁打ちを活用したフォーム矯正:壁は裏切りません。返ってくる球が一定なので、自分のスイングを微調整するのに最適です。
- 短時間で感覚を掴むための「ミニテニス」:サービスライン内でのミニテニスを軽視してはいけません。タッチの感覚、回転のかけ方を養う最高のドリルです。
- 試合形式で「勝つための配球」を覚える:綺麗なボールを打つ練習だけでなく、相手のバックハンドを狙う、センターに集めるといった「戦略的なテニス」を意識しましょう。
テニスの上達を加速させるおすすめのアイテム
道具選びも上達への重要な投資です。自分に合っていない道具は上達を妨げるだけでなく、怪我の原因にもなります。
- ラケット:まずは黄金スペックと呼ばれる扱いやすいテニスラケットを選び、自分のスイングを確立させましょう。
- シューズ:テニスは足のスポーツです。激しい切り返しに耐えられるテニスシューズは、フットワークの向上に直結します。
- ガット:放置しがちですが、3ヶ月以上張ったままのガットは弾力が失われています。テニスガットを定期的に張り替えるだけで、コントロール性は劇的に改善します。
まとめ:テニス上達に「近道」はないが「正解」はある
テニスは非常に残酷なスポーツで、努力の方向性を間違えると、どれだけ汗を流しても結果に繋がりません。しかし、今回お伝えした「客観視(動画)」「環境の変化」「テーマ設定」を意識すれば、必ず光は見えてきます。
一番大切なのは、昨日の自分より一歩でも前進していることを楽しむこと。コートに立つたびに小さな発見を積み重ねて、理想のプレーを手に入れましょう!


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