テニススクールに入会が決まり、いざラケットを買おうとスポーツ用品店へ。しかし、壁一面に並ぶ色とりどりのラケットを前に「どれも同じに見える…」と立ち尽くした経験はありませんか?
とりあえず店員さんに勧められたものを買うのも手ですが、実はテニスラケット選びには、初心者が陥りやすい「典型的な罠」が存在します。この記事では、筆者や周囲のテニス仲間が実際に経験した「失敗談」をベースに、最初の一本で絶対に後悔しないための選び方を徹底解説します。
【実録】初心者がやってしまった「ラケット選びの失敗」3選
まずは、私がテニスを始めたばかりの頃に見てきた「苦い経験」を共有します。これを知るだけで、無駄な出費をぐっと抑えられるはずです。
失敗①:プロモデルへの憧れが仇に
「憧れの選手と同じモデルを使いたい!」という気持ちはよくわかります。しかし、上級者向けのラケット(320g以上など)は、筋力が未発達な初心者が振り回すと、開始30分で腕がパンパンになります。結局、重さに耐えきれずフォームが崩れ、手首を痛めて1ヶ月で買い替えることになった知人を何人も見てきました。
失敗②:安さ重視のレジャー用モデル
ホームセンターなどで数千円で売られているアルミ製ラケット。これらはあくまで「遊び用」です。本格的な硬式ボールを打つと、手に伝わる振動が凄まじく、肘や手首への負担が無視できません。テニスを長く続けたいなら、最初からカーボン製の「競技入門用」を選ぶのが、結果として最も安上がりです。
失敗③:スペックの「極端」を選んでしまう
「飛びすぎるのが怖いから」と、面の小さいコントロール系を選んだ初心者の方がいました。結果、スイートスポットが狭すぎてボールがまともに飛ばず、テニスそのものが「つまらない」と感じてしまったのです。初心者のうちは、ラケットにパワーを助けてもらうのが上達の近道です。
初心者が選ぶべき「黄金スペック」の正体
失敗を防ぐためには、以下の数値を基準に選ぶのが正解です。これがいわゆる、誰にでも扱いやすい「黄金スペック」です。
- フェイスサイズ:100〜105平方インチ
- ボールが当たりやすく、かつ振り抜きも損なわない絶妙なサイズです。
- 重さ(ウェイト):男性 285g〜300g / 女性 270g〜285g
- 「軽い方が楽」と思われがちですが、軽すぎると相手のボールの勢いに負けてラケットが弾かれてしまいます。
- バランスポイント:320mm前後
- 重心が真ん中にある「イーブンバランス」が、ストロークもボレーも一番扱いやすいです。
【タイプ別】2026年最新おすすめラケット3選
今の市場で、初心者が手にして間違いないモデルを厳選しました。
1. 圧倒的な安心感:ヨネックス EZONE 100
ヨネックス独自の四角いフレーム形状により、スイートスポットがとにかく広いです。「あ、少し芯を外したかな?」と思っても、何事もなかったかのように相手のコートへ返ってくれます。まずはこの一本を試打してみてください。
2. 楽に飛ばしたいなら:バボラ ピュアドライブ
世界中で愛されるベストセラーです。とにかくパワーがあり、当てるだけで深いボールが打てます。「力が弱いけれど、爽快に飛ばしたい」という女性やジュニアにもバボラ ピュアドライブ チーム(軽量版)が非常に人気です。
3. コントロールとボレーのしやすさ:ウィルソン ウルトラ 100
スクールでのレッスンはボレーの練習も多いですよね。このラケットは面の安定性が高く、ネットプレーでの操作性が抜群です。癖が少なく、現代的なテニスを学びたい方に最適です。
忘れがちな「ガット」と「グリップ」の話
ラケットを選んだら、最後に「ガット(ストリング)」を選びます。初心者のうちは、柔らかい打球感の「ナイロンガット」を、標準的な強さ(45〜50ポンド)で張るのが鉄則です。
また、グリップサイズも重要です。日本人の成人男性なら「2番」、女性なら「1番」か「2番」が一般的。迷ったら細い方を選んでください。後からオーバーグリップテープを巻くことで、太さはいくらでも調整できるからです。
まとめ:ワクワクする相棒を選ぼう
スペックも大事ですが、最後は「このラケットを持ってコートに立ちたい!」と思えるデザインかどうかも重要です。お気に入りの相棒が見つかれば、練習のモチベーションは格段に上がります。
まずはショップで実物を手に取り、今回紹介した「黄金スペック」に近いものを選んでみてください。あなたのテニスライフが最高のスタートになることを応援しています!


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