テニスを始めたばかりの頃、私は「スニーカーなら何でも同じだろう」と安易に考えて、ランニングシューズでコートに立ちました。結果は散々なものです。急なストップで足首をひねりかけ、激しい左右の動きにシューズの生地が耐えきれず、わずか一ヶ月でボロボロになりました。
テニスシューズは、単なる靴ではありません。激しいフットワークから足を守り、勝利への一歩を支える「ギア」です。今回は、私が数々の失敗を経て辿り着いた、本当に信頼できるテニスシューズの選び方とおすすめモデルをご紹介します。
後悔しないテニスシューズの選び方|3つの重要ポイント
テニスシューズ選びで最も大切なのは、ブランドの知名度よりも「自分の環境に合っているか」です。
1. コートサーフェスで選ぶ
日本のテニスコートは、砂入り人工芝(オムニコート)が主流です。ここで滑りすぎて転倒しないためには、アウトソールに細かな突起がある「オムニ・クレー用」が必須です。一方で、ハードコートでプレーするなら、摩擦に強くグリップ力の高い「オールコート用」を選びましょう。私は以前、オムニ用でハードコートを走ってしまい、ソールのイボイボを一瞬で削り取ってしまうという痛い目を見ました。
2. 足の幅とサイズ感
「縦の長さは合っているのに、小指の付け根が痛い」という経験はありませんか? 日本人の足は幅広・甲高が多い傾向にあります。海外ブランドのスリムなモデルに憧れて無理に履くと、プレー後半に足がしびれてくることも。自分の足が「3E」や「4E」といったワイド設計を必要としているのか、事前にショップで計測することをおすすめします。
3. プレースタイルとの相性
ベースラインで粘り強く打ち合うストローカーなら、左右の揺さぶりに耐える「安定重視型」。ネットに素早く詰めるボレーヤーなら、一歩目の出しやすさにこだわった「軽量・スピード型」が武器になります。
【2026年最新】テニスシューズおすすめ人気ランキング
実際に私がコートで試し、仲間内でも評価の高かったモデルを厳選しました。
プロも愛用!圧倒的な安定感モデル
ハードな動きをしても足が靴の中で遊ばない、抜群のホールド感を求めるならゲルレゾリューション 9が筆頭候補です。特にベースラインでの切り返しにおいて、外側に壁があるような安心感があります。重厚感はありますが、その分、足への負担は劇的に減ります。
コスパ最強!初心者向けの入門モデル
「まずは一足、間違いないものを」という方には、ヨネックスのパワークッション 105が最適です。独自素材のパワークッションは、生卵を落としても割れずに跳ね返るという謳い文句通り、膝への衝撃を優しく吸収してくれます。長時間プレーしても疲れにくいのが特徴です。
幅広の方でも安心!ワイド設計モデル
「どの靴を履いても幅がキツい」と嘆くベテランプレーヤーが最後に辿り着くのが、ミズノのウエーブエクシード 5です。軽量でありながら足入れがゆったりしており、日本人の足を知り尽くした設計だと感じます。
主要テニスブランド別の特徴と比較
各メーカーには明確な「個性」があります。
- アシックス: スポーツ工学に基づいた設計で、とにかく「怪我をしたくない」「高いパフォーマンスを維持したい」層から絶大な支持を得ています。
- ヨネックス: 衝撃吸収性と反発性のバランスが秀逸。カラーバリエーションも豊富で、ウェアとのコーディネートも楽しめます。
- アディダス: バリケードに代表されるように、スタイリッシュなデザインと、ハードな使用にも耐えうる耐久性を兼ね備えています。
テニスシューズの寿命と買い替えのタイミング
「まだ履ける」と思っていても、実は機能が死んでいることがあります。ソールの溝がツルツルになってきたら買い替え時なのはもちろんですが、アッパー(布地部分)が伸びてしまい、踏み込んだ時に足が外側に流れるようになったら非常に危険です。
私は週に2回ほどハードに練習しますが、大体半年から1年でクッション性の低下を感じて新調するようにしています。新しいシューズに履き替えた瞬間の、地面を噛むような感覚は何度味わっても最高です。
まとめ|自分の足に最適な一足でパフォーマンスを上げよう
テニスシューズ選びを妥協しないことは、上達への近道であり、長く楽しくテニスを続けるための自己投資でもあります。自分の通うコート、自分の足の形、そしてどんなプレーをしたいかを整理して、最高の一足を見つけてください。
次は、自分の足のサイズを正確に測る方法や、おすすめのテニスソックスについても詳しくお伝えできればと思います。


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