テニスを始めたばかりの頃、私は「靴なんてどれも同じだろう」と高を括り、安価なランニングシューズでハードコートに立ちました。結果は散々なもので、急激なストップに対応できず足首を捻り、翌日には膝に違和感を覚える始末。そこから私の「最高のテニスシューズ探し」の旅が始まりました。
特にメンズプレーヤーの場合、筋力がある分、シューズにかかる負荷は想像以上に大きくなります。今回は、私が実際にコートで試し、仲間たちのフィードバックも踏まえた「本当に信頼できるオールコート用シューズ」の選び方と厳選モデルをご紹介します。
失敗しない!メンズテニスシューズ(オールコート)の選び方
オールコート用は、その名の通りハード、オムニ、クレーとあらゆる面で使える汎用性が魅力です。しかし、だからこそ「中途半端な一足」を選ばないための基準が重要になります。
足幅(ワイズ)の妥協は怪我の元
多くの日本人の足は「幅広・甲高」と言われますが、実は最近、スリムな足型のメンズも増えています。私はかつて、デザイン重視で海外ブランドの細身モデルを無理に履いていましたが、小指の付け根が痛くなりプレーに集中できませんでした。
まずは自分の足が「2E(標準)」なのか「4E(幅広)」なのかを把握しましょう。
プレースタイルに応じた剛性と重量
- ストローカー(ベースライナー): 左右の激しい切り返しに耐える「安定性」と「外側の剛性」が不可欠。
- ボレーヤー(オールラウンダー): 前後への一歩を速くする「軽量性」と「反発力」が武器になります。
【2026年最新】メーカー別おすすめモデル徹底比較
実際に履き比べた感覚をもとに、主要ブランドの特性を整理しました。
アシックス:日本人の足を知り尽くした「絶対王者」
迷ったらアシックス、と言われるほど信頼性は抜群です。
特にGEL-RESOLUTION 9は、横方向への安定感が凄まじい。スライディング気味に止まっても足が靴の中で遊ばない感覚は、一度味わうと離れられません。また、最高峰のCOURT FF 3は、まるで靴下が一体化したようなフィット感で、足との一体感を目指す方に最適です。
ヨネックス:独自の衝撃吸収が膝を救う
長時間の練習で膝や腰が痛くなる方は、ヨネックスの「パワークッション」を試すべきです。ECLIPSION 5を履いた際、ハードコートの硬い突き上げがマイルドに吸収されるのを実感しました。ベテランプレーヤーから「ヨネックスに変えてから翌日の疲れが違う」という声をよく聞くのも納得です。
ナイキ・アディダス:爆発的なスピードとデザイン
プロのようなアグレッシブな動きを目指すならナイキのAir Zoom Vapor 11。地面を蹴り出す際のレスポンスが非常に速く、コートを駆け回る快感があります。アディダスのBarricade 13は、その圧倒的な耐久性とホールド感が魅力。激しいフットワークを多用するハードヒッターのメンズでも、ボロボロにならずに使い倒せます。
初心者から上級者まで!目的別おすすめランキング
- コスパ最強モデルGEL-GAME 91万円前後で手に入るものの、基本性能は十分。週1回のスクール生ならこれで間違いありません。
- 幅広さん向け救世主SHTAD4Wヨネックスの4Eワイド設計。窮屈さから解放される快感は、幅広な足を持つ人にとって何よりのスペックです。
- スピード特化モデルSOLUTION SPEED FF 3とにかく軽い。一歩目の踏み出しにこだわりたい軽量級メンズにおすすめ。
長持ちさせるためのお手入れと買い替えサイン
お気に入りの一足を見つけたら、少しでも長く履きたいもの。私は必ず**「使用後はインソールを抜いて陰干し」**を徹底しています。これだけでクッションのヘタリ具合が変わります。
また、アウトソールの溝がなくなってきたり、着地の際に「グニュッ」と横に逃げる感覚が出てきたら買い替えのサイン。テニスシューズは消耗品ですが、それはあなたの激しいプレーを支え切った証拠でもあります。
自分にぴったりの一足を手に入れて、明日のコートでの一歩を変えてみませんか?


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