少年ジャンプが生んだ伝説的スポーツ漫画『テニスの王子様』。長年追いかけているファンなら一度は「これ、何の漫画だっけ?」と目を疑った瞬間があるはずです。特に近年、SNSやまとめサイトを騒がせているのが、キャラクターたちが文字通り「巨人」として描かれる演出、通称「デカテニス」です。今回は、テニプロ歴20年の私が、実際に誌面やアニメで体験したあの衝撃と、なぜテニプリは「巨大化」に至ったのかを熱く解説します。
目の前で起きた「巨大化」の衝撃:私の初体験談
私が最初に「巨人の王子様」を目の当たりにしたのは、新テニスの王子様のドイツ戦でした。主人公・越前リョーマの兄である越前リョーガや、規格外のパワーを持つデューク渡邊といった面々が、テニスコートを跨ぐほどの巨大な姿で描写されたのです。
正直に言いましょう。最初は「幻覚かな?」と思いました。しかし、読み進めるうちにこれが単なる作画ミスではなく、彼らの圧倒的な「オーラ」や「プレッシャー」を視覚化した究極の演出だと気づかされます。実際に漫画を手に取ると、ジャンプコミックスの小さな枠に収まりきらない巨体は、読者に物理的な圧迫感を与えてくるのです。
なぜテニスで「巨人」が登場するのか?
多くの読者が抱く「なぜ?」という疑問。これは、作者である許斐剛先生の「読者を驚かせたい」というエンターテインメント精神の極致だと言えます。
- 五感を奪うテニスの先へ:かつて幸村精市が相手の五感を奪ったように、テニプリの世界では精神的な支配が具現化します。巨体化は、相手に「自分は勝てない」と絶望させる精神的重圧の象徴なのです。
- 「デカテニス」という新ジャンル:最近では、公式側もこのシュールさを楽しんでいる節があります。巨大化したリョーマが巨人のラケットでボールを打つ姿は、もはやスポーツを超えた「怪獣決戦」のようなワクワク感があります。
衝撃のコラボ:進撃の巨人とテニスの王子様
「テニスの王子様 巨人」で検索する人が増えたもう一つの理由は、進撃の巨人との公式コラボレーションでしょう。スマホゲーム『新テニスの王子様 RisingBeat』において、あの超大型巨人がテニスコートに出現したのです。
私はリアルタイムでこのイベントをプレイしましたが、画面いっぱいに広がる超大型巨人がラケットを構える姿は、これまでのどんな必殺技よりも説得力(?)がありました。エレンやリヴァイがテニスウェアを着て試合をする姿は、テニプリの「何でもあり」な世界観だからこそ成立した奇跡の光景です。
体験してわかった「テニプリ巨人化」の魅力
ネットでは「テニプリは迷走している」と笑われることもあります。しかし、実際に新テニスの王子様を全巻揃えて一気に読んでみてください。この「巨大化」に象徴される過剰な演出こそが、キャラクターたちの限界を超えた努力と、勝利への執念を最も雄弁に物語っていることに気づくはずです。
私がテニミュやアニメを観戦して感じるのは、テニプリはもはや「テニス」という競技を借りた「魂のぶつかり合い」だということです。巨人が出てこようと、ブラックホールが生まれようと、根底にあるのは中学生(に見えない中学生)たちの真っ直ぐな情熱です。
まとめ:あなたの目で「巨大化」を確かめてほしい
もしあなたが「最近のテニプリはやばいらしい」という噂だけでこの記事に辿り着いたなら、ぜひ一度iPadやKindleで最新のエピソードをチェックしてみてください。
「巨大化」した彼らが、いかに真剣に、いかに熱くテニスをしているか。そのシュールさと熱量のギャップに、気づけばあなたも「テニプリ」という名の深い沼に引きずり込まれているはずです。次はどのキャラがどれくらい大きくなるのか、あるいは宇宙規模になるのか。私たちはただ、その進化を見守るしかありません。


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