テニスの試合中、ネット際で「今のってセーフ?アウト?」と空気が凍りついた経験はありませんか。特に審判のいないセルフジャッジの試合では、オーバーネットの知識不足が原因でトラブルに発展することも珍しくありません。
今回は、私が何度も経験した「際どい判定」の失敗談を交えつつ、どこまでがルールで許されるのか、そして実戦で迷わないための判断基準を徹底的に深掘りします。
オーバーネットの基本:なぜ「ネットを越えて叩く」とダメなのか
原則として、テニスではボールが自分のコート側(ネットの垂直面上より自分側)にあるうちにラケットを当てなければなりません。相手コート側にあるボールを叩いてしまうと、その瞬間に失点となります。
初心者の頃、私はネット際でふわりと浮いたチャンスボールに対し、興奮してネットの向こう側で叩き落としてしまったことがあります。相手から「それ、オーバーネットですよ」と指摘され、恥ずかしい思いをしました。プロの試合をApple iPadなどの大画面で見ていると、選手が豪快にネットを越えてスイングしているように見えますが、実は「インパクトの瞬間」がどこかという点が極めて重要なのです。
「実はセーフ!」見落としがちな3つの合法ケース
多くのプレーヤーが誤解していますが、ネットを越えても失点にならないケースが3つあります。ここを知っておくだけで、試合中の無用な主張を防げます。
1. フォロースルーで越えるのはOK
ボールを捉えたのが自分のコート内であれば、その後のスイングの勢いでラケットがネットを越えても問題ありません。
2. 「戻ってきたボール」を追いかける
強烈なバックスピンや風の影響で、一度自分のコートにバウンドしたボールがネットを越えて相手側に戻ろうとしている場合。この時だけは、ラケットを相手コート側に差し込んで打つことが許可されています。
ただし、この際も**ネットに触れる(タッチネット)**と失点になるため、非常に高い技術が必要です。
3. 自分のコートに戻ってから打つ
ボールが空中にあるうちは絶対に手を出してはいけません。相手コートに返すまで待つ忍耐が、ルール上求められます。
【実録】セルフジャッジで揉めないための「体験的アドバイス」
私が以前参加した市民大会での話です。相手のボレーがネット際ギリギリで、私は必死に手を伸ばして返球しました。自分では「自陣で捉えた」確信がありましたが、相手からは「今の越えてたよね?」と詰め寄られました。
セルフジャッジの世界では、以下の3点を意識するだけでトラブルは激減します。
- 「迷ったら相手の得点」の精神: 明確に自陣で打った自信がない限り、潔く失点を認める方がスマートです。その余裕がその後のプレーの質を高めます。
- ラケットの先端を意識する: テニスラケットの長さは想像以上にあります。腕がネットを越えていなくても、ラケットの先が越えていればアウトです。
- 動画で自分のフォームを確認する: 一度iphoneを三脚に立てて、ネット際の練習を撮影してみてください。自分が思っている以上に「突っ込みすぎている」事実に驚くはずです。
ネット際の「タッチ」はもっと厳しい!
オーバーネットを気にするあまり、体がネットに触れてしまう「タッチネット」にも注意が必要です。
ウェアの裾が少し触れただけでも、ラケットをネットに置いてしまっただけでも失点です。
私は以前、完璧なスマッシュを決めた後、勢い余って膝がネットの下部に触れてしまい、せっかくのポイントを台無しにしたことがあります。
「ボールが死ぬ(2バウンドするか、アウトになる)」までは、ネットは神聖な不可侵領域だと思っておきましょう。
まとめ:正しい知識がフェアプレーを生む
テニスのオーバーネットは、一瞬の判断が勝敗を分けます。ルールを正しく理解し、自分の打点を客観的に把握できるようになれば、ネット際でのプレーに迷いがなくなります。
次の練習では、あえてネットから30cm離れた位置でボレーを捉える練習をしてみてください。その距離感が、本番での「クリーンな勝利」を手繰り寄せてくれるはずです。


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