「海外通販でラケットを見ているけれど、グリップサイズの3 7/8って一体どのくらいの太さなの?」
「子供に初めての26インチラケットを買ってあげたいけど、サイズ選びで失敗したくない」
テニスラケットを選んでいると必ず直面するのがグリップサイズの壁です。特に「3 7/8」というインチ表記は、日本のショップで一般的な「G1」や「G2」といった表記と異なるため、混乱してしまう方も多いでしょう。
結論から言うと、3 7/8は日本の「00(ダブルゼロ)」サイズに相当します。 主に10〜12歳のジュニア選手や、非常に手が小さい女性に最適なサイズです。
今回は、実際にジュニア選手の親として、またスクールでの試打経験を踏まえ、3 7/8サイズの使用感やメリット・デメリットをリアルに解説します。
3 7/8インチの正体は「グリップサイズ 00」
テニスのグリップ表記には世界共通のインチ法があります。基本となる4インチに、分母を「8」とした端数を足して計算されます。
| インチ表記 | 日本のサイズ表記 | 外周(目安) | ターゲット層 |
| 3 7/8 | 00 (L00 / G00) | 約98mm | ジュニア・小柄な女性 |
| 4 (4 0/8) | 0 (L0 / G0) | 約102mm | ジュニア・一般女性 |
| 4 1/8 | 1 (L1 / G1) | 約105mm | 一般女性・ジュニア |
| 4 1/4 | 2 (L2 / G2) | 約108mm | 一般男女(最も標準的) |
数字だけ見ると難しく感じますが、3 7/8は、大人が一般的に使うG2(4 1/4)よりも2段階ほど細い、かなりコンパクトな握り心地のサイズだと覚えておけば間違いありません。
【体験談】ジュニアと女性が3 7/8を選んで感じたこと
私の息子が25インチのジュニアラケットから、少し背伸びをして大人と同じ形状の26インチモデル Babolat Pure Drive Junior 26 に移行した際、この「3 7/8」を選びました。
ジュニアの場合:操作性が劇的に向上
当初、長く使えるようにと一つ上の「4(G0)」と迷いましたが、3 7/8にして正解でした。まだ手のひらが小さい子供にとって、グリップが太すぎると「握らされている」感覚になり、ラケット面が安定しません。3 7/8だと指先がしっかり回り込むため、ボレーの際の細かい面調整や、サーブでの手首のしなりがスムーズに出せるようになりました。
手の小さい女性の場合:スピンがかけやすくなった
スクールの知人女性(身長150cm弱)は、ずっと「標準だから」と勧められたG2を使っていましたが、思い切って YONEX EZONE 100L の00サイズ相当に持ち替えました。
本人曰く、「今まではグリップを支えるだけで精一杯だったけれど、細くしてから手首の自由度が上がり、ワイパースイングでスピンがしっかりかかるようになった」と驚いていました。
3 7/8(細めグリップ)のメリットと注意点
メリット:テクニカルなショットに強い
グリップが細い最大の利点は、「手の中での遊び」を作れることです。
- グリップチェンジが速い: コンチネンタルからウェスタンへの切り替えが瞬時に行えます。
- タッチショットの感覚: ドロップショットやアングルボレーなど、指先の感覚が重要なショットで威力を発揮します。
注意点:パワー負けのリスク
一方で、相手のショットが重い場合、細いグリップだとインパクトの瞬間にラケットが手の中で回ってしまうことがあります。これを防ごうと強く握りすぎると、前腕に負担がかかりテニス肘の原因になることもあります。
迷ったら「3 7/8」を買うべき理由
もしあなたが「3 7/8(00)」と「4(0)」で迷っているなら、私は**「3 7/8」**を強くおすすめします。
なぜなら、**テニスラケットのグリップは「太くすることは簡単だが、細くすることはほぼ不可能」**だからです。
もし使ってみて「少し細すぎるかな?」と感じたら、Yonex Super Grap のようなオーバーグリップテープを2重に巻くだけで、簡単にサイズアップ調整が可能です。逆に太いものを買って後悔すると、元の下巻きを剥がすなどの面倒な改造が必要になってしまいます。
まとめ
3 7/8は、これから本格的に上達を目指すジュニアや、手の小ささに悩むプレーヤーにとって、武器になるサイズです。
まずは Wilson Ultra 26 V4.0 などのジュニア上位モデルや、レディース向け軽量モデルでこのサイズ感を試してみてください。自分の手に馴染む一本が見つかれば、テニスがもっと軽快に、もっと楽しくなるはずです。
「自分の手には少し小さいかも?」という不安を、「操作性を高めるチャンス」に変えて、理想のプレーを手に入れましょう。


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