インドアのテニススクールに通い始めた方が最初にぶつかる壁、それが「シューズ選び」ではないでしょうか。私も初めてカーペットコートに立った時、手持ちのオールコート用シューズでプレーしてしまい、足がコートに張り付くような感覚に肝を冷やした経験があります。
実は、カーペットコートはテニス界で最も特殊なサーフェスの一つです。今回は、なぜ専用のシューズが必要なのか、そして後悔しないための一足はどう選ぶべきか、実体験を交えて深く掘り下げていきます。
カーペットコート特有の「魔力」と専用シューズの必要性
屋外のオムニコート(砂入り人工芝)やクレーコートと違い、カーペットコートは非常に高い摩擦力を持ちます。
砂がないため、通常のシューズでは「止まりすぎる」のです。これが実は非常に危険。横に振られた際、足首がコートにロックされたまま体だけが流れてしまうと、捻挫や最悪の場合は靭帯損傷といった大きな怪我に繋がりかねません。
カーペット用シューズの最大の特徴は、そのアウトソール(底面)にあります。他のシューズが「滑らないための溝」を持っているのに対し、カーペット用は「適度に滑らせるためのフラットな面」を持っています。この「絶妙な滑り」こそが、あなたの膝と足首を守るセーフティネットになるのです。
失敗しない!カーペット用シューズ選びの3つのポイント
多くのシューズを履き潰してきた経験から、選ぶ際に絶対に外せないポイントをまとめました。
1. ソールのフラット具合を確認する
まずは靴を裏返してみてください。溝がほとんどなく、ツルッとした質感のものが理想的です。特に親指の付け根あたりが滑らかになっていると、ピボット(回転)動作がスムーズになり、インドア特有の細かいフットワークが劇的に楽になります。
2. インドア特有の衝撃を和らげるクッション性
カーペットの下はコンクリートや硬い床であることが多いため、屋外よりも足裏への衝撃がダイレクトに伝わります。30代を過ぎてからテニスを再開した私自身の感覚では、クッション性の高いモデルを選ぶだけで、翌日の疲れ方が全く違いました。
3. 「少しの余裕」があるサイズ感
カーペットコートは急停止が多いため、つま先に余裕がないと爪を痛める原因になります。厚手のスポーツソックスを履いた状態で、つま先に0.5cmから1cm程度の遊びがあるものを選びましょう。
迷ったらこれ!信頼のメーカー別人気モデル
実際にコートで見かける頻度が高く、私自身も信頼を置いているモデルをいくつか紹介します。
日本人の足型にフィットしやすいのは、やはりヨネックス パワークッションシリーズです。独自の衝撃吸収材が膝への負担を驚くほど軽減してくれます。特にカーペット専用のラインナップは、適度な滑り出しをサポートしてくれる設計が秀逸です。
一方で、より競技志向で安定感を求めるならアシックス ゲルレゾリューションのカーペットモデルが筆頭候補に挙がります。横方向への激しい動きに対しても、靴の中で足がブレることがありません。
また、軽さを重視して軽快に動きたい方にはミズノ ウエーブエクシードがおすすめ。まるで素足のような感覚で、インドアの狭いコート内を縦横無尽に駆け回ることができます。
まとめ:その一足が、あなたのテニス寿命を延ばす
「たかが靴」と思うかもしれませんが、カーペットコートにおいてはシューズ選びがプレーの質だけでなく、安全性に直結します。
もし今、あなたがオールコート用で「なんとなく止まりすぎて怖いな」と感じながらプレーしているなら、ぜひ一度専用シューズに足を通してみてください。驚くほどスムーズな足運びに、もっとテニスが楽しくなるはずです。
怪我を未然に防ぎ、快適なインドアテニスライフを送りましょう!
次は、あなたが気になっている特定のメーカーの新作について、より詳細な比較レビューを作成しましょうか?


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