テニスを始めたばかりの頃、私が一番後悔したのが「とりあえず安いから」と適当に選んだシューズでハードコートに立ったことでした。数時間の練習で足裏はジンジンと熱を持ち、翌日には膝に違和感が。そこで痛感したのは、特に硬いハードコートをメインとする「オールコート用」選びには、絶対に妥協してはいけないという事実です。
今回は、数々のシューズを履き潰してきた私の経験と、最新のトレンドを踏まえ、女性プレイヤーが本当に選ぶべきオールコート用テニスシューズを厳選してご紹介します。
なぜ「レディース専用」の「オールコート用」が必要なのか?
テニスコートには砂入り人工芝(オムニ)やクレーなど様々ありますが、テニススクールや公営コートで多いのがハードコートです。オールコート用シューズは、この硬い路面からの衝撃を吸収しつつ、急なストップ&ゴーで足首を捻らないための「剛性」が備わっています。
特に女性は男性に比べて関節が柔らかく、筋力も控えめな方が多いため、メンズモデルの流用ではなく、女性の足型(ラスト)に合わせた設計のものを選ぶのが、怪我を防ぐ最短ルートです。
【安定性重視】ハードな動きを支える信頼のモデル
しっかりと踏ん張りたい、ストロークで力強い球を打ちたい方には、ソールが厚く安定感のあるモデルが最適です。
私が長年信頼を置いているのがアシックス ゲルレゾリューション 9です。横方向への激しい動きに対して、足が靴の中でブレる感覚が一切ありません。まるで足とコートが一体化したような安心感があり、ハードコートでの切り返しもスムーズです。
また、ヨネックス パワークッション エクリプション 5も外せません。プロ使用率も高いこの一足は、着地時の衝撃を次の一歩へのエネルギーに変えてくれるような反発力があります。「今日はしっかり振り回されるな」というハードな練習日には、この靴のクッション性に何度も助けられました。
【スピード重視】コートを縦横無尽に駆け抜ける軽量モデル
「重い靴だと後半に足が上がらなくなる」という方や、前後の揺さぶりに素早く反応したい方には軽量モデルがおすすめです。
ヨネックス パワークッション ソニケージ 3は、履いた瞬間にその軽さに驚きます。ただ軽いだけでなく、アッパーが柔らかいので、新品の状態から足に馴染むのが早いのも嬉しいポイント。部活生からベテラン層まで幅広く愛される理由が分かります。
少しスタイリッシュさを求めるなら、アディダス ウーバーソニック 4も優秀。ソックスのようなフィット感で、足首周りのホールドが心地よく、ネットプレーへダッシュする際の一歩目が格段に軽くなります。
【デザインと機能の両立】コートでも自分らしく
テニスはウェアとのコーディネートも楽しみの一つですよね。ナイキ コート エア ズーム ヴェイパーは、プロの華やかさと圧倒的な機能美が同居しています。細身のシルエットが多いので、シュッとした足元を演出したい方にぴったりです。
また、幅広・甲高で悩んでいる方にはニューバランス 996 テニスシューズを推奨します。ニューバランスはワイズ(足幅)を選べるモデルが多く、デザインもクラシックでおしゃれ。テニスシューズ特有の「いかにも」な感じが苦手な方にも馴染むはずです。
失敗しないための最終チェック
最後に、購入前に必ず確認してほしいのが「ソックスを履いた状態でのサイズ感」です。テニス用の靴下は厚手なことが多いので、普段の靴より0.5cm上げることが一般的ですが、ブランドによって感覚は異なります。
- つま先に5mm〜1cmの余裕があるか?
- かかとを浮かせた時、シューズがしっかりついてくるか?
- 小指の付け根が圧迫されすぎていないか?
これらをクリアした一足なら、あなたのテニスライフはもっと軽やかで、痛みのない楽しいものになるはずです。お気に入りのシューズを見つけて、明日のコートを全力で駆け抜けましょう!


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