「幅広を謳う4Eのテニスシューズを買ったのに、試合の後半になると小指が痺れてくる」「親指の付け根が赤く腫れて、テニスどころじゃない」……。
もしあなたがそんな悩みを抱えて「テニスシューズ 5E」と検索したのなら、まずは一つ残酷な事実をお伝えしなければなりません。現在、テニスシューズの市場において「5E」という規格を公式に揃えている大手メーカーは、実はほとんど存在しないのです。
しかし、絶望する必要はありません。私はかつて、同じように「超幅広」の足に悩み、あらゆるメーカーのシューズを履き潰してきた一人です。5E規格そのものはなくても、工夫と選び方次第で「痛みから解放される一足」に出会うことは十分に可能です。
なぜ「5E」のテニスシューズは見つからないのか?
テニスは激しい左右の切り返し(サイドステップ)が基本となるスポーツです。そのため、シューズには高いホールド感が求められます。あまりに横幅を広く作りすぎると、靴の中で足が遊んでしまい、捻挫や踏ん張りが効かないといったプレー上のリスクが生じるため、メーカー側も4E(スーパーワイド)を上限としているのが現状です。
5Eユーザーが選ぶべき「実質的な選択肢」
では、5Eに近い履き心地を求める私たちはどうすればいいのか。私が実際に試してきた中で、幅広足への許容度が極めて高かったモデルをご紹介します。
まず検討すべきは、ヨネックス パワークッション ワイドシリーズです。特に「スーパーワイド」と表記されているモデルは、他社の4Eよりも親指の付け根付近にゆとりがある設計になっています。
また、ニューバランス テニスシューズ 4Eも外せません。ニューバランスは元々「ウイズ(足囲)サイジング」をコンセプトに掲げているため、同じ4Eでも甲の高さや指先の開放感が、一般的なスポーツブランドとは一線を画します。
もし、どうしても横幅が足りないと感じるなら、ミズノ ウエーブエクシード スーパーワイドも試す価値があります。日本人の足型を研究し尽くしているミズノのワイドモデルは、数値以上のフィット感を提供してくれます。
痛みから解放されるための「3つの裏技」
- アッパー素材に「柔らかさ」を求めるガチガチの人工皮革で覆われたモデルではなく、メッシュ素材 テニスシューズを選んでみてください。メッシュ面積が広いモデルは、足の形に合わせて適度に伸びてくれるため、物理的な圧迫感を軽減できます。
- 「アンダーラッピング」で紐を結ぶ靴紐を下から上へ通す「アンダーラッピング」は、圧迫感が少なく、足の甲が高い人や幅広の人に向いています。さらに、一番下の穴(つま先に最も近い部分)を通さずに、二番目の穴から通し始めるだけでも、指先の自由度は劇的に変わります。
- インソールを薄いものに変える交換用 インソール 薄型に変更することで、靴内部の容積を物理的に増やすことができます。ほんの数ミリの差ですが、これが「5E」相当の空間を生む鍵になります。
最後に:足の痛みはパフォーマンスの敵
「テニスは痛みを我慢してやるもの」ではありません。足が痛ければ、フットワークは鈍り、集中力も削がれます。5Eという数字に固執せず、素材の柔らかさや紐の通し方、そして信頼できるメーカーのワイドモデルを組み合わせることで、必ずあなたの「相棒」は見つかります。
次回の練習では、まずは紐の通し方を変えることから始めてみませんか?それだけで、コートを走り回る喜びが戻ってくるはずです。


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