ソフトテニスのラケット選びで必ず目にする「UL」という文字。初心者向けの「UXL」と何が違うのか、自分にはどちらが合っているのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、実際にUXLからULへとステップアップした際の体験談を交えながら、後悔しないラケット選びのポイントを詳しく解説します。
1. テニスラケットの「UL」とは何か?
「UL」は「Ultra Light(ウルトラライト)」の略称です。名称こそ「ウルトラライト」ですが、現在のソフトテニス界においては、**最も標準的で汎用性の高い「黄金スペック」**とされています。
ヨネックスやミズノといった主要メーカーでは、重さを以下の3段階(あるいはそれ以上)で区分しています。
| サイズ | 重さの目安(フレームのみ) | 特徴 |
| UXL | 約223g(軽量) | 振り抜きやすさ重視。力のない初心者や小学生向け。 |
| UL | 約238g(標準) | パワーと操作性のバランスが良い。中学生の主流。 |
| SL | 約253g(重量級) | 破壊力重視。パワーのある高校生・一般男子向け。 |
【体験談】ULを初めて持った時の感覚
初心者用のUXLからボルトレイジ 7SのULに買い替えたとき、最初は「たった15gの差でこんなにズッシリくるのか」と驚きました。しかし、実際にコートで打ってみると、その「重み」がボールを押し返す力に変わるのを実感しました。
2. 「UL」を選ぶ最大のメリットと注意点
メリット:打ち負けない「壁」のような安定感
相手のサーブやスマッシュが速くなってくると、軽いラケット(UXL)ではインパクトの瞬間に面がブレてしまいがちです。
ULにすると、ラケット自体の自重があるため、相手の勢いに負けずに鋭いボールを打ち返すことができます。特に後衛でしっかりストロークを打ち抜きたい選手にとって、ULの安定感は武器になります。
注意点:後半の「振り遅れ」に注意
ULはUXLに比べて遠心力がかかるため、体力が落ちてくる試合の後半に、ラケット操作が遅れてしまうことがあります。「素振りでは軽く感じるけれど、1日中試合をすると腕がパンパンになる」というのは、ULに移行したばかりの選手がよく直面する壁です。
3. あなたはどっち?ULを選ぶべき判断基準
「自分にはまだ早いかも…」と悩んでいるなら、以下のチェックリストを参考にしてください。
- 中学生男子: 1年生の後半〜2年生になるタイミングなら、迷わずULです。
- 中学生女子: パワーに自信がある、または県大会レベルを目指すならUL。操作性重視ならUXL。
- 練習頻度: 週4日以上部活があるなら、筋肉がついてくるのでULを使いこなせるようになります。
もし、店頭でジオブレイク 70VなどのULスペックを手に取ってみて、「ヘッドが重くて回しにくい」と感じる場合は、無理にULを選ばず、軽量なモデルでフォームを固めるのも一つの手です。
4. ULスペックで人気のおすすめモデル
現在、多くのトップ選手も愛用するULスペックの人気モデルを紹介します。
- ボルトレイジ 7S(ヨネックス): 圧倒的な弾きとスピードを求める後衛向け。ULの重みがボールに乗り、強烈なドライブがかかります。
- ジオブレイク 80G(ヨネックス): 柔らかい打球感と威力を両立。ULを選ぶことで、粘り強いストロークが可能になります。
- エフスピード V-01(ミズノ): 前衛向けモデル。ULでも操作性が高く、ネット際でのボレーに力が乗ります。
まとめ:迷ったら「UL」が上達への近道
ソフトテニスで「もっと強い球を打ちたい」「相手の球に押し込まれたくない」と感じ始めたら、それはULへの替え時サインです。
確かに最初は少し重く感じるかもしれませんが、その重さに慣れるプロセスこそが、スイングを力強くし、技術を向上させてくれます。次にショップへ行く際は、ぜひULスペックのラケットを手に取って、その適度な重みを感じてみてください。
次は、ULスペックに合わせる「おすすめのガット(ストリング)」や、さらに自分好みに調整するための「エッジガードの貼り方」について調べてみませんか?


コメント