テニスをプレーする上で、ラケットと同じくらい重要なのがシューズ選び。特にフットワークを武器にするプレイヤーにとって「軽さ」は何物にも代えがたい武器になります。今回は、ニューバランスのスピードモデルとして人気の高い796 v3を実際にコートで使い倒した経験をもとに、そのリアルな使用感を徹底レビューします。
圧倒的な軽さが生む「あと一歩」の届きやすさ
初めて796 v3に足を入れた瞬間、まず驚くのはその「軽さ」です。ニューバランス独自のミッドソール素材「REVlite」の恩恵は凄まじく、まるでランニングシューズを履いているかのような感覚でコートを駆け回れます。
試合の後半、足が重くなってきた場面でも、796 v3なら最後の一歩がスッと出る。この軽快なレスポンスは、守備範囲を広げたいストローカーにとって大きなアドバンテージになると感じました。
実際に履いてわかった「接地感」と「フィット感」
最近の厚底傾向にあるシューズとは対照的に、796 v3は地面をダイレクトに感じる「接地感」が非常に優れています。
- 足裏の感覚: コートの状況がダイレクトに伝わるため、急激な切り返しやストップ動作が非常にスムーズです。
- アッパーのホールド感: 「NDURE」を採用したアッパーは、柔らかいのに強引な横動きでも足が靴の中で遊ぶことがありません。
- サイズ感の注意: 私は普段26.5cmを履いていますが、796 v3はウイズ(足囲)がややタイトに感じられました。幅広の方はワンサイズ上げるか、ワイドモデルを選択するのが正解でしょう。
サーフェス別!オムニ・クレー用とオールコート用の選び方
796 v3には、用途に合わせて2つのソールパターンが用意されています。
- オムニ・クレー用(O3): 日本の砂入り人工芝でしっかり止まり、滑りすぎない安心のグリップ力。
- オールコート用(A3): ハードコートでの摩耗に強く、適度なスライドを許容する設計。
部活動で様々な会場に行く学生さんや、普段のスクールがカーペットやハードコートの方は、自分のメイン戦場に合わせて796 v3のタイプを選ぶことが大切です。
使って分かったメリット・デメリット
ここが最高!
- とにかく軽い。疲労感が劇的に軽減される。
- デザインがスタイリッシュで、テニスウェアを選ばない。
- 高機能なのに価格が抑えられており、履き潰し前提の練習用にも最適。
ここは注意
- クッション性は「Fresh Foam」系に比べると硬め。膝への負担を最優先する人には不向きかも。
- 超ハードヒッターが毎日ハードコートで使うと、ソールの減りは少し早く感じる。
結論:どんなプレイヤーにおすすめ?
796 v3は、「重いシューズは疲れる」「素早いフットワークで相手を追い詰めたい」という方に、これ以上ない選択肢です。特に、機動力で勝負するジュニア選手や部活動生、そして「軽さこそ正義」と考えるベテランプレイヤーにこそ、この796 v3を試してほしいと思います。
コートを自由に、軽やかに支配する。そんなテニスを実現したいなら、796 v3はあなたの強力な相棒になってくれるはずです。


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