テニスコートで「あと一歩」が届かない、あるいは切り返しの瞬間に足元がブレてヒヤッとした経験はありませんか?ベースライン付近で粘り強く戦うプレーヤーにとって、シューズ選びはラケット以上に勝敗を左右する生命線です。
数あるテニスシューズの中でも、圧倒的な安定感で不動の地位を築いているのがasics(アシックス)のフラッグシップモデル、GEL-RESOLUTION 8 OC(ゲルレゾリューション 8 OC)です。後継の「9」が登場した今でも、あえてこの「8」を指名買いするベテラン勢が後を絶ちません。今回は、私自身が実際にコートで履き潰して感じたリアルな使用感を含め、その魅力を深掘りします。
1. 履いた瞬間にわかる「DYNAWALL」の剛性
GEL-RESOLUTION 8 OCを象徴する機能が、中足部外側に配置された壁のようなパーツ「DYNAWALL」です。
初めて足を入れたときは、正直「少し硬いかな?」と感じるかもしれません。しかし、いざ砂入り人工芝(オムニ)コートで左右に激しく振られた際、その真価を思い知らされました。多くの軽量シューズが横方向への荷重でわずかによじれるのに対し、このシューズはまるで足がコートと一体化したような剛性を発揮します。
特に外側に体重を乗せて踏ん張るスライドの際、足が靴の中でズレる感覚が一切ありません。この「安心感」があるからこそ、自信を持って次のステップへ踏み出せるのです。
2. 足を包み込む「DYNAWRAP」のホールド感
もう一つの特徴は、シューレースと連動した内部のパネル「DYNAWRAP」です。紐を締め上げると、足の甲を上から押さえるだけでなく、靴底からグイッと引き上げられるような感覚があります。
テニスシューズにありがちな「踵浮き」や、前後の微細なズレを徹底的に排除しています。激しいフットワークを繰り返してもフィット感が持続するため、試合後半の疲れやすさが格段に変わりました。
3. サイズ選びのポイント:標準かワイドか
アシックスのシューズは、モデルによってサイズ感が微妙に異なります。GEL-RESOLUTION 8 OCは全体的にホールド感が強いため、幅広・甲高を自認する方は、通常より0.5cmアップするか、ワイドモデルを選択するのが無難です。
私は普段2E程度の足幅ですが、このモデルに関してはジャストサイズを選ぶことで、遊びのない最高のフィット感を得ることができました。
4. 最新「9」との比較:あえて「8」を選ぶ理由
最新のGEL-RESOLUTION 9は、アッパーの柔軟性が増し、より洗練された履き心地になっています。しかし、一方で「ガチッとした硬めのホールド感」を好む層からは、依然としてGEL-RESOLUTION 8 OCが支持されています。
また、現在は型落ちモデルとなったことで、Amazonや楽天などのECサイトで非常にコストパフォーマンス良く手に入る点も見逃せません。消耗品であるテニスシューズにおいて、トップモデルの性能を安価に手に入れられるのは大きなメリットです。
5. まとめ:どんなプレーヤーにおすすめか
GEL-RESOLUTION 8 OCは、以下のような方に自信を持っておすすめできる一足です。
- ベースラインでの激しい打ち合いを好むストローカー
- フットワークの安定性を最優先したい方
- しっかりとした剛性のある履き心地を求める方
重量こそ軽量モデルには劣りますが、それを補って余りある「安定性」と「推進力」が、あなたのテニスを一段上のレベルへ引き上げてくれるはずです。在庫があるうちに、この名作の感触をぜひ確かめてみてください。


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