テニス部のポスターを作りたい、あるいはSNSのアイコンに自作のイラストを載せたい。そんな時、意外と苦戦するのが「テニスシューズ」の描写です。スニーカーとは似て非なる、あの独特のフォルムやソール(靴底)の質感をどう表現すればいいのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
私もかつて、部活動の勧誘チラシを作る際に「なんとなく」で描いたシューズが、まるで安っぽい上履きのようになってしまい、ひどく落胆した経験があります。しかし、テニスシューズ特有のパーツ構造や、サーフェスごとの違いを理解するだけで、イラストの説得力は劇的に向上します。
本記事では、すぐに使える無料素材サイトの紹介から、現役のテニスプレイヤーでもある筆者が教える「リアルに見える描き方のコツ」まで、実体験を交えて詳しくお伝えします。
【用途別】おすすめの無料イラスト素材サイト
まずは「自分で描く時間がない!」「プロの素材をサッと使いたい」という方のために、私が実際にデザイン業務で重宝しているサイトを厳選しました。
1. 親しみやすさ重視なら「イラストAC」
部活動の案内や地域の大会ポスターなど、柔らかい雰囲気にしたい時はここが一番です。
- 特徴: 「テニスシューズ」で検索すると、デフォルメされた可愛いものから、少しリアルなタッチまで幅広く見つかります。
- 注意点: 無料会員だと1日のダウンロード数に制限があるため、まとめて探すのがコツです。
2. 資料作成に最適な「FLAT ICON DESIGN」
パワーポイントの資料や、ミニマルなWebデザインにはアイコン素材が最適です。
- 特徴: 影の付け方が絶妙で、配置するだけで「仕事ができる感」が出ます。
- 活用法: MacBook Proなどのスタイリッシュなデバイスで表示させるマニュアル用図解にも馴染みが良いです。
テニスシューズを自分で描くための3つのポイント
イラストを描く際、一番の失敗原因は「全体をぼんやり捉えてしまうこと」です。テニスシューズをテニスシューズたらしめるポイントを3つに絞りました。
1. 「ソールの厚み」が命
テニスは激しいストップ&ゴーを繰り返すスポーツです。そのため、一般的なランニングシューズよりもソールが厚く、がっしりとしています。
イラストを描くときは、アシックス テニスシューズのような実際の製品画像を横に置いて、かかと部分のクッションの厚みを強調してみてください。これだけで「テニス用」としての説得力が生まれます。
2. サーフェスごとの「靴底」の描き分け
ここが最も「わかっている人」と思われるポイントです。
- オムニ・クレー用: 靴底に細かなブツブツ(スタッド)を描き込みます。
- オールコート用: 複雑な溝(パターン)を幾何学的に描きます。ポスターの背景が砂入り人工芝なら、靴底に少しだけ緑の砂を描き加えるといった遊び心を入れると、一気にイラストが活き活きとします。
3. アッパー(甲)の補強パーツ
テニスシューズは横の動きに耐えるため、親指の付け根あたりに補強パーツがあることが多いです。ここをあえて少し無骨な線で描くと、アディダス バリケードのようなタフなモデルの雰囲気が再現できます。
実際に描いてみた感想:観察こそが最大のツール
私が初めてヨネックス パワークッションをモデルにイラストを描いた時、最初は複雑な網目模様に絶望しました。しかし、細部をすべて描き込むのではなく、「どこに影が落ちているか」を観察し、メッシュの質感を点描で少し表現するだけで、驚くほどそれっぽく見えたのです。
完璧な直線を描こうとする必要はありません。むしろ、実際にコートを駆け回って少し汚れたような「使用感」を筆致に加えることで、見る人の心に刺さるイラストになります。
まとめ:目的に合った表現を選ぼう
テニスシューズのイラストは、伝えたいメッセージによって正解が変わります。
- 手軽にクオリティを上げたい: 紹介した素材サイトを活用する。
- 個性を出したい: 本記事のコツを参考に、色鉛筆 セットやタブレットで自作してみる。
道具への愛着をイラストに込めることで、そのポスターやアイコンはきっと誰かの目に留まるはずです。まずは一足、お気に入りのシューズをじっくり眺めることから始めてみませんか。
次の一手として、特定のテニスブランド風のイラストを描くための配色パターンをまとめましょうか?それとも、SNSで映える構図のテンプレートを提案しますか?


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