「あと一歩が届かない」「試合の後半になると足が鉛のように重い……」
そんな悩みを抱えていた私が、シューズを軽量モデルに変えた瞬間に感じたのは、まるで足の裏に羽が生えたような衝撃でした。テニスにおいて「軽さ」は単なるスペックではなく、勝敗を分ける武器になります。
しかし、ただ軽いだけのシューズを選んでしまうと、足首を捻りやすくなったり、踏ん張りが効かなかったりと、手痛い失敗を招くこともあります。この記事では、私が実際にコートで使い倒して感じたリアルな体験を交えつつ、2026年現在、本当におすすめできる軽量テニスシューズの選び方をご紹介します。
そもそも「軽量モデル」の基準とは?
一般的なテニスシューズは、安定性や耐久性を重視するため、片足350g〜400g(27.0cm基準)程度に設計されています。対して軽量モデルと呼ばれるのは、300g前後。中には200g台の驚異的なモデルも存在します。
この「わずか50g〜100gの差」が、1試合で数キロ走るテニスにおいては、後半のフットワークに劇的な差を生むのです。
軽量シューズに変えてわかった、メリットと意外な盲点
私が実際に軽量モデルに乗り換えて、まず驚いたのは「一歩目の加速」です。スプリットステップからの反応がワンテンポ早くなる感覚。これは一度味わうと、もう重いシューズには戻れません。
一方で、注意が必要なのは「剛性(硬さ)」です。極限まで削ぎ落としたモデルは、激しい左右の切り返しでアッパーが負けてしまうことがあります。自分のプレースタイルが「スピードで翻弄するタイプ」なのか「パワーで押し切るタイプ」なのかを見極めるのが、失敗しないコツです。
2026年、スピードを追求するならこれ!厳選5選
1. アシックス:SOLUTION SPEED FF 3
「軽量モデルの王道」といえばこれ。私が長年愛用しているのもこのシリーズです。今作はさらに加速力が進化しており、ベースラインからネット際まで縦横無尽に駆け回るプレーヤーに最適。軽さとクッション性のバランスが絶妙で、試合後の疲労感が格段に違います。
2. ヨネックス:パワークッション ソニケージ 3
コスパと軽さを両立させたいなら、間違いなくこれです。ヨネックス独自の衝撃吸収材が、着地の衝撃を次の一歩への推進力に変えてくれる感覚があります。中学生や高校生の部活動で、初めての軽量モデルとしてもおすすめしやすい一足です。
3. ミズノ:ウエーブエクシード TOUR 6
「軽さは欲しいけど、激しいフットワークで靴が歪むのは嫌だ」という、こだわり派のあなたへ。ミズノの技術が詰まったこのモデルは、アッパーのホールド感が非常に高く、軽量ながらも地面をしっかり蹴り出すパワーをロスしません。
4. ナイキ:コート エア ズーム ヴェイパー 11
コート上での「格好良さ」と「爆発力」を求めるならナイキです。足に吸い付くようなフィット感があり、コートを滑るように動けます。やや細身の作りなので、幅広の方は一度試着をおすすめしますが、ハマった時の俊敏性は随一です。
5. ニューバランス:FuelCell 996 v5
高い反発性を求めるならこれ。FuelCellフォームが、ステップを踏むたびに足を前に押し出してくれるような感覚を与えてくれます。長時間履いていても圧迫感が少なく、快適なプレーを約束してくれます。
失敗しない選び方:試着でチェックすべき3つのポイント
最後に、私が何度も失敗して学んだ「店舗でのチェックポイント」を共有します。
- 夕方に試着する: 足がむくんでいる状態で選ばないと、試合後半に痛みます。
- 厚手の靴下を持参する: 普段履きの薄い靴下でサイズを合わせると、テニス用ソックスを履いた時に窮屈になります。
- その場でサイドステップを踏む: まっすぐ歩くだけでは不十分。横に動いた時に、靴の中で足が遊ばないかを確認してください。
最高のパートナーとなるシューズを見つけて、次の試合では相手を置き去りにするスピードを手に入れましょう。


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