「硬式テニスを始めたいけれど、シューズはどれも同じじゃないの?」そう思っていた時期が私にもありました。しかし、硬式テニス特有の激しい左右の切り返しや、時速150kmを超えるサーブへの対応を経験すると、足元の装備がいかに勝敗と怪我の防止を左右するかを痛感します。
今回は、私が実際にコートで履き潰してきた経験をもとに、硬式テニスシューズの選び方の本質をお伝えします。
軟式用とは別物?硬式テニスシューズに求められる「剛性」
まず知っておいてほしいのが、ソフトテニス(軟式)用との決定的な違いです。硬式テニスはボール自体が重く、その分、足にかかる衝撃やストップ・アンド・ゴーの負荷が格段に増します。
そのため、硬式用のシューズはアッパー(靴の表面)の耐久性が高く、激しく踏み込んだ際に足が靴の中でズレないよう、外側がガッチリと補強されているのが特徴です。初心者が軟式用で硬式をプレーすると、数ヶ月でサイドが破れてしまうことも珍しくありません。
コートの種類で寿命が変わる!ソールの正解とは
テニスシューズ選びで最も失敗しやすいのが「コートへの適合」です。
1. オムニ・クレーコート用
日本のレンタルコートで最も多い「砂入り人工芝(オムニ)」には、これ一択です。裏面にツブツブの突起があり、砂の上でもしっかり地面を噛んでくれます。私は以前、間違えてツルツルのソールでオムニコートに立ち、面白いように滑って捻挫しかけた苦い経験があります。グリップ力は命です。
2. オールコート用
主にハードコート(アスファルトのような硬い面)で使用します。溝が適度にあり、適度な滑りと止まりを両立させています。迷ったらこれ、と思われがちですが、砂のあるオムニコートでは滑りすぎるので注意が必要です。
実際に履いてわかった!信頼の3大メーカー比較
私が実際にコートで使用し、仲間内でも評価が高いブランドを紹介します。
アシックス:日本人の足を知り尽くした安定感
とにかく「ハズレ」がありません。踵のホールド感が素晴らしく、激しく動いても足が靴の中で遊びません。特にアシックス ゲルレゾリューションシリーズは、横方向への安定性が異次元です。
ヨネックス:膝への優しさと反発力
「パワークッション」という独自の衝撃吸収材が優秀で、長時間プレーしても翌日の足の疲れが違います。卵を落としても割れずに跳ね返るという素材の通り、一歩目の踏み出しがスムーズになります。ヨネックス パワークッション エクリプションは、競技志向のプレーヤーにも愛されています。
ミズノ:まるで素足のような軽快さ
「重い靴は苦手」という方にはミズノが最適です。日本ブランドらしい幅広設定(ワイドモデル)も豊富で、ミズノ ウエーブエクシードは、軽さとクッション性のバランスが絶妙です。
失敗しないための最終チェックリスト
最後に、購入時に必ず確認してほしいポイントをまとめました。
- 夕方に試着する: 足がむくんだ状態で、テニス用の厚手ソックスを履いて確認してください。
- つま先に1cmの余裕: ぴったりすぎると、急停止した時に爪が死んで(内出血して)しまいます。
- デザインよりワイズ(幅): ナイキなどの海外モデルは幅が狭いことが多いです。自分の足が「幅広」なら、迷わずワイドモデルを選びましょう。
最高のシューズは、あなたのフットワークを劇的に変え、テニスをより楽しいものにしてくれます。ぜひ、自分だけの一足を見つけてください。
この記事があなたのシューズ選びの参考になれば幸いです。もし気になるメーカーや具体的なモデルがあれば、さらに詳しく特徴を比較解説することも可能ですので、お気軽にご相談くださいね。


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