「テニスを始めたけれど、練習のたびに足の親指が痛くなる」「激しく動くと靴の中で足が遊んでしまう」……。そんな悩みを抱えているなら、原因はシューズのサイズ選びにあるかもしれません。
テニスは前後左右への急激なストップ&ゴーを繰り返す過酷なスポーツです。普段履きのスニーカーと同じ感覚でサイズを選んでしまうと、パフォーマンスが下がるだけでなく、爪下血腫(爪が黒くなること)や捻挫といった怪我を招くリスクもあります。
今回は、私が数多くの失敗を経て辿り着いた「絶対に後悔しないテニスシューズのサイズ選び」の極意を、実体験を交えて詳しくお伝えします。
1. 普段のサイズ+0.5〜1.0cmが「黄金の鉄則」な理由
私がテニスを始めたばかりの頃、普段26.0cmの靴を履いているからと、同じサイズのテニスシューズを購入しました。しかし、実際にコートで一歩踏み込んだ瞬間、つま先がアッパーに激突。数時間のプレー後には親指の爪が真っ黒に変色してしまいました。
テニスシューズ選びで最も大切なのは、「捨て寸」と呼ばれるつま先の余白です。
- 理想の余白は0.5cmから1.0cm: 踏み込んだ際に足は前方へ数ミリ移動します。この余裕がないと爪を痛めます。
- テニス用ソックスの厚みを考慮: テニス用の靴下、例えばヨネックス テニスソックスなどは、クッション性を高めるためにかなり厚手に作られています。必ずこのソックスを履いた状態でサイズを合わせましょう。
2. 「足幅(ワイズ)」を見落とすと地獄を見る
サイズ(長さ)が合っていても、足が左右に締め付けられたり、逆にスカスカだったりすると、プレーに集中できません。
日本人の足は一般的に「幅広・甲高」と言われますが、最近は細身の選手も増えています。
- 幅広の方: アシックス ゲルレゾリューション ワイドのような「3E」や「4E」と表記されたワイドモデルを選びましょう。
- 細身の方: 海外メーカーの標準モデルがフィットしやすい傾向にあります。
私はかつて、デザインに惹かれて細身のアディダス バリケードを無理に履いていましたが、小指の付け根にタコができてしまい、結局買い換える羽目になりました。自分の足が「幅広」なのか「標準」なのかを知るだけで、選択肢はぐっと絞り込めます。
3. 実践!失敗しないためのフィッティング・ルーティン
ショップで試着する際、ただ履いてみるだけでは不十分です。以下のステップを試してください。
- かかとを地面にトントンと打ち付けて合わせる: まず、かかとをシューズのヒールカップに固定します。
- 靴紐を一番下から丁寧に締める: これだけでホールド感が激変します。
- つま先を動かしてみる: 指が自由に動かせるか、かつ、前後に1cm程度の余裕があるか確認します。
- その場でサイドステップを踏む: 横に動いた時に、靴の中で足が「ズレ」ないかチェック。
もし、どうしても左右の足の大きさが違う場合は、大きい方の足に合わせて購入し、小さい方はテニス用インソールで調整するのがベテランの知恵です。
4. メーカー別のサイズ感、私のリアルな感想
これまで履き潰してきた経験から言うと、メーカーごとに明確な「クセ」があります。
- アシックス: 日本人の足を研究し尽くしている印象。アシックス コートFFは、包み込まれるようなフィット感が抜群で、サイズ選びの基準にしやすいです。
- ヨネックス: 安定感があり、特にワイド設計のモデルは幅広の方に圧倒的な支持を得ています。
- ナイキ・アディダス: 欧米向けのデザインが多く、全体的にタイト。スタイリッシュですが、幅広の方はナイキ コート ズーム ヴェイパーなどを選ぶ際、普段よりさらに0.5cm上げることが多いです。
結論:サイズ選びは「自分の足の実寸」を知ることから
「自分は27cmだから」という思い込みは一度捨てましょう。メーカーが変われば、27cmの意味も変わります。
まずは厚手のソックスを履いて、改めて足の長さを測ってみてください。そして「つま先の1cm」を確保すること。これだけで、あなたのフットワークは驚くほど軽く、そして快適になるはずです。
最高の相棒(シューズ)を見つけて、思い切りコートを駆け回りましょう!
いかがでしょうか。もし特定のメーカーの最新モデルについての詳細なレビューや、さらに踏み込んだメンテナンス方法について知りたい場合は、いつでもお知らせください。


コメント