卓球を始めたばかりの頃、誰もが最初に「これ、どう持てばいいの?」と迷うはずです。私も初めてラケットを握った日は、握手するように持つと言われても、指の角度ひとつでボールがどこかへ飛んでいってしまい、途方に暮れた記憶があります。
実は、卓球の持ち方は単なる形式ではありません。打球の威力、回転、そして何より「上達のスピード」に直結する生命線です。この記事では、私が何年も試行錯誤して辿り着いた、初心者が絶対に押さえるべき正しい持ち方と、練習中に感じた「リアルな感覚」を余すことなくお伝えします。
1. シェークハンドとペンホルダー、どっちがいい?
卓球には大きく分けて2つの持ち方があります。まずはそれぞれの特徴を、私が実際にプレーして感じたメリット・デメリットとともに整理します。
- シェークハンド現代卓球の主流で、ラケットの両面を均等に使えるのが最大の強みです。私が初心者にまず勧めるのはこちら。バックハンドが自然に打てるので、ラリーが続くようになるまでの時間が圧倒的に短いです。
- ペンホルダーペンを握るように持つスタイルです。手首の自由度が高く、フォアハンドの威力や、台の上の短いボール(台上処理)の操作性はピカイチ。ただし、バックハンドには独特の技術が必要で、習得には根気が必要です。
最近はバタフライ(Butterfly) 卓球 ラケットのような初心者向けのセットもシェークハンドが主流ですね。
2. シェークハンドの「正しい握り」と体験的コツ
シェークハンドは「握手をするように」とよく言われますが、ここには落とし穴があります。
基本のフォーム
- グリップを手のひらで包む。
- 人差し指はラバーの端にそっと添える。
- 親指はラバーの表面に少し乗せるか、添える程度にする。
私が掴んだ「上達の感覚」
始めたての頃、私はラケットを強く握りすぎていました。そのせいで手首がガチガチになり、回転をかけるどころかボールを当てるのが精一杯。ある時、先輩から「卵を割らない程度の強さで持て」と言われ、意識的に力を抜いた瞬間、ボールが吸い付くような感覚が分かりました。
特に大切なのは人差し指です。打球の瞬間に人差し指でラケットをグッと支える感覚を持つと、コントロールが劇的に安定します。
3. ペンホルダーを極めるための指使い
「やっぱりペンがいい!」というこだわりのある方へ。ペンの持ち方は指の形がより重要になります。
- 表面(親指と人差し指)親指と人差し指でグリップの「肩」の部分を挟みます。私は少し隙間を空ける派でしたが、ここを密着させすぎると手首の可動域が狭くなるので注意が必要です。
- 裏面(中指・薬指・小指)ここが一番の悩みどころ。指を伸ばして支えるか、丸めて支えるかで打球感が変わります。私は「中指を軽く曲げて添える」スタイルが、フォアとバックの切り替えがスムーズに感じました。
4. 初心者がやりがちな「NGな持ち方」体験談
私が初心者の指導をしていて、よく目にする「もったいない」持ち方を紹介します。
- 「指が立ちすぎ」問題バック面を打つ時に、自分の指にボールが当たってしまうパターンです。これは指の位置が深すぎることが原因。ラバーの端ギリギリを意識しましょう。
- 「ガチガチ握り」前述の通り、力みは最大の敵です。ラケットは卓球 ラケット ケースから取り出した瞬間から、リラックスして持つ癖をつけましょう。
- 「人差し指が遊んでいる」人差し指がラバーから浮いていると、打球の角度が安定しません。しっかり面を支える意識が、強烈なドライブへの第一歩です。
5. まとめ:自分だけの「しっくり」を見つけよう
正しい持ち方に正解はあっても、100%の正解は人それぞれ違います。手の大きさや指の長さによって、微調整が必要だからです。
まずは基本に忠実に握ってみて、15分ほど練習した後に「どこか手が痛くないか」「不自然に力が入っていないか」を自分に問いかけてみてください。もし違和感があれば、数ミリ単位で指の位置をずらしてみる。その繰り返しの先に、あなただけの「最高のグリップ」が見つかります。
ニッタク(Nittaku) 卓球 ラバーを新調した時のワクワク感を忘れずに、まずは「ラケットと手が一体になる感覚」を楽しんでください。それが上達への一番の近道です。


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