スノーボードを10年以上続けてきて、数々のボードに乗ってきましたが、YONEX NEXTAGEほど「自分の上達を錯覚させてくれる」ボードにはなかなか出会えません。ヨネックスといえばバドミントンやテニスのイメージが強いかもしれませんが、スノーボード界におけるそのカーボン技術は、もはや変態的(褒め言葉です)な領域に達しています。
今回は、実際に雪山でYONEX NEXTAGEを使い倒してきた私が、その乗り味や操作性を、生の声としてお届けします。
最初に感じたのは「圧倒的な軽さ」と「反発の速さ」
リフトを降りて、スケーティングを始めた瞬間に気づきます。「あ、これ軽いな」と。
一般的なウッドコアのボードは、どこか粘り気のある重さを感じますが、YONEX NEXTAGEは非常にドライ。足元が軽くなるだけで、リフト待ちの疲れが半分くらいになる感覚です。
実際に滑り出してみると、カーボンのレスポンスの速さに驚かされました。エッジを切り替える際、ボードが勝手に次のターンへ向かって「走って」くれる感覚があります。ウッドのように「じわっ」と戻るのではなく、「パンッ」と弾けるように返ってくる。このレスポンスの良さが、中級者が苦戦する「ターンの切り替え」を劇的にスムーズにしてくれます。
荒れたバーンでもバタつかない、不思議な安心感
午後のシャバ雪や、誰もが滑ってボコボコになった「荒れたバーン」。普通なら足に振動がガンガン伝わってきて、踏ん張るのが辛くなる場面です。
しかし、YONEX NEXTAGEの真骨頂はここからでした。
ヨネックス独自の振動吸収材が効いているのか、まるで高級車のサスペンションのように衝撃をいなしてくれます。「カーボンは硬くて跳ねる」という先入観を持っていましたが、YONEX NEXTAGEはしなやか。ガチガチの競技用ボードではなく、あくまで「気持ちよく滑る」ことに特化しているため、脚力がさほど強くない私でも一日中遊び尽くせました。
グラトリやパークでの使用感はどう?
「フリーライディングモデル」と銘打たれていますが、意外と遊べます。
オーリーをかける際、しっかり踏み込めばカーボンの反発で想像より一段高く身体が浮き上がります。この「空中に放り出される感覚」は、一度味わうと病みつきになります。
ただし、プレス系(板をバターのようにしならせる動き)に関しては、ウッドのボードほど粘ってくれる感じはありません。どちらかというと、高回転の飛び系や、キレのあるカービングを織り交ぜたフリーランの中でその真価を発揮するタイプだと感じました。
YONEX NEXTAGEはどんな人におすすめか
正直に言いましょう。もしあなたが「これからカービングを極めたい」「もっと楽に、でも速く滑りたい」と考えているなら、迷わず買いです。
- 向いている人: 連続ターンができるようになり、中級コースを卒業したい人。脚力に自信がないけれど、キレのあるターンをしたい人。
- 向かない人: 昔ながらの「木のしなり」を愛してやまない人。超低速でのプレス系グラトリばかりを練習したい人。
YONEX NEXTAGEは、いわば「スノーボードを簡単にしてくれる魔法の杖」です。道具でこれだけ滑りが変わるのか、という衝撃をぜひゲレンデで体験してみてください。
こちらの内容で、さらに詳細なスペック比較や特定の状況下での挙動について追記したい箇所はありますか?


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