テニスを本格的に続けていると、一度は「プロのラケットのような、あのシュッとしたグリップにしてみたい」と憧れる瞬間があるのではないでしょうか。私もその一人でした。標準装備されているフカフカしたシンセティックグリップから、ヨネックス プレミアムグリップ コアタイプのようなレザーグリップに巻き替えた時、その劇的な変化に驚きを隠せませんでした。
今回は、実際にヨネックスのレザーグリップを使い込んでわかった、その本音の打球感と操作性の変化をたっぷりとお伝えします。
ヨネックスのレザーグリップとは?
一般的にラケットを購入した際に巻かれているのは、柔らかい合成樹脂製のグリップです。対してヨネックス プレミアムグリップ コアタイプ(AC127など)は、最高級の天然皮革を使用したモデルです。
手に取ってみると、その薄さと硬さに最初は戸惑うかもしれません。しかし、この「硬さ」こそが、テニスの質を一段階引き上げる鍵なのです。
実際に使ってわかった、3つの決定的な「体験」の変化
1. 手のひらに突き刺さるような「情報量」
ヨネックスのレザーグリップに変えて最初に感じたのは、ボールがラケット面に当たった瞬間の情報の鮮明さです。
シンセティックグリップが衝撃を「吸収」してくれるのに対し、レザーは衝撃を「伝達」してくれます。
「あ、今のショットは少し芯を外したな」「今日はボールの潰れ具合が最高だ」といったフィードバックが、ダイレクトに神経を刺激します。このリアルな感覚こそが、ボレーやドロップショットの繊細なタッチを支えてくれるのだと実感しました。
2. 「角」が立つから、グリップチェンジに迷わない
ヨネックスのレザーグリップは非常に伸びが少なく、ラケットの八角形の角が驚くほどはっきりと指先に伝わります。
試合の緊迫した場面で、手元を見ずに咄嗟にグリップを握り替える際、この「エッジ感」が大きな安心感に繋がりました。「今、間違いなくセミウェスタンで握れている」という確信が持てるため、思い切ったスイングが可能になります。
3. 操作性が「軽く」感じる重心バランス
これは意外な副産物でした。レザーグリップは通常のグリップよりも重量が数グラム重くなります。
ヨネックスのラケットに装着すると、手元側が重くなることで「トップライト」な感覚に変化します。結果として、ボレーの際の取り回しや、サーブでのヘッドの走りが見違えるほどスムーズになりました。数字上の重量は増えているのに、振ってみると「軽い」と感じる不思議な体験です。
正直に伝えたい「覚悟すべきポイント」
もちろん、良いことばかりではありません。使い始めて数日間は、手のひらにマメができそうになるほどの「硬さ」に苦しみました。
また、汗をかくとレザー単体では滑りやすいため、多くの場合はその上にヨネックス ウェットスーパーグリップなどのオーバーグリップを巻くことになります。
「道具にこだわり、常に最高のフィードバックを求める」というストイックな姿勢が必要なアイテムだと言えるでしょう。
結論:あなたのテニスに「覚醒」をもたらすか
ヨネックスのレザーグリップへの交換は、単なる消耗品の交換ではなく、ラケットの「チューニング」です。
打球感を研ぎ澄ませたい、ラケットの操作性を向上させたいと考えているなら、一度は試すべき価値があります。
指先に伝わる「パチッ」とした硬質な感触。これを知ってしまったら、もう元のフカフカなグリップには戻れないかもしれません。まずはヨネックス プレミアムグリップ コアタイプを一本、自分の相棒に巻いてみることから始めてみませんか。


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